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数字が苦手な人のための、週30分の見方

お金 6分で読めます

数字を見ていない人の多くは、忙しいから見ていないのではありません。

見ると、うまくいっていないことが確定するから見ていない。開かなければ、まだ分からない。この構造に自覚があるかどうかで、対処が変わります。

忙しかったのは本当です。見たくなかったのも本当です。両方認めたところから始めたほうが、続きます。

全部を見ようとしない

会計ソフトを開いて、全項目を眺めようとすると、30分では終わりません。終わらないので、次から開かなくなります。

見るのは3つだけにします。

週に見る3つ

1. いちばん多く出た(売れた・使われた)ものは何か
2. その1つの原価はいくらか
3. 仕入れや経費で、先月より上がったものは何か

これ以外は見ません。合計も、利益も、今週は見なくていい。

飲食なら売れたメニュー、小売なら売れた商品、受注業なら件数の多い案件種別。職種が違っても、この3つの形は使えます。

なぜ「いちばん多く出たもの」から見るのか

数が多いものほど、単価あたりの差が全体に効くからです。

よくあるのは、いちばん出ているものの利益がいちばん薄いという状態です。原価が上がったのに価格も量も据え置いていると、出れば出るほど利益が減ります。

この状態だと、忙しくなるほど儲からない。売上が伸びて利益が下がる、という現象の説明の半分はここにあります。

まずここを1つ確認するだけで、見る価値があります。

時間の取り方

忙しい週に30分を作ろうとすると、必ず失敗します。忙しい週には作れません。

3週間空くと、たまった分を見る気になれずに終わります。飛ばした週は取り返さないでください。直近の1週間だけ見ると決めておけば、再開できます。

見つかったあと、値上げ以外の手を先に考える

利益の薄いものが見つかったとき、値上げは最後の手段です。心理的にも一番重い。

先に検討できるものがあります。

これらで足りなければ、値上げを検討します。順番を踏んでおくと、値上げするときに自分でも納得できます。

目標にすること

利益率を何パーセント改善する、という目標は最初は置かないでください。数字が動くまでに時間がかかり、そのあいだに続かなくなります。

最初の目標は「値段を決めるときに手が止まらなくなること」です。

新しいものを出すとき、原価を先に出してから価格を決める。以前は周りを見て決めていたところが変われば、それで習慣として成立しています。

まとめ

怖いのは数字ではなく、分からないまま続けることです。そう思えるようになるまでに、たいてい時間がかかります。