How to
会議で発言できない人の、準備のしかた
会議が終わって、全員が立ち上がったあとに言いたかったことが浮かぶ。
これは、意見がないのではありません。その場で考えはじめているので、間に合っていないだけです。
速く発言できる人は、頭の回転が速いのではなく、入る前から何か持っています。
意見ではなく、質問を持ち込む
発言できない人が最初に持ち込むべきは、意見ではなく質問です。
- 意見は間違っているかもしれない。だから言う前に迷う
- 質問は間違いようがない。知らないことを聞くだけなので
- 質問は、相手の情報を引き出すので、その場に貢献しやすい
まず質問で口を開く回数を作ります。意見はそのあとで足せます。
1. 資料を会議の場で初めて開かない
ここが分かれ目です。配布された資料をその場で読むと、読むことに認知が使われ、考える余裕がなくなります。
5分でいいので、事前に開いてください。全部読む必要はありません。
2. 引っかかった箇所を1つだけ書く
質問はノートの1行目に書いておきます。読み上げるだけの状態にしておくのが要点です。
質問の型
いちばん使いやすいのは、数字や変化について聞く形です。
「この数字、◯月だけ動いているのは何かありましたか」
「これは、どの範囲まで含んでいますか」
「前回と変えた理由を教えてもらえますか」
どれも、知らないことを聞いているだけです。準備なしでも作れます。
3. 資料が来ない週の対策
ここで必ず崩れます。資料が直前に届く週、準備できずに黙る。2回黙ると、3回目も黙りやすくなります。
対策は、会議の最後に次の質問を書くことです。
会議が終わるとき、必ず何か引っかかりが残っています。それを1行、次のページに書いておく。翌週、資料が遅れても質問はもうあります。
資料を見てから考えるのをやめると、準備が資料の到着に依存しなくなります。
発言の量を目標にしない
週に1回か2回で十分です。毎回話す必要はありません。
目標は「発言回数」ではなく、会議のあとに言いたいことが浮かばなくなることです。浮かばなくなったら、その場で処理できています。
それでも言えないとき
準備しても言えない場合、原因が別のところにあることがあります。
- 発言すると否定される、遮られることが続いている
- 誰かが話し続けて、物理的に入る隙がない
前者なら、会議の場ではなく個別に伝える経路を作ったほうが早い。後者なら、議事録や事前のチャットで出す方法があります。
場を変えられるなら変える。それも準備の一つです。
まとめ
- 意見がないのではなく、その場で考えはじめて間に合っていない
- 意見ではなく質問を1つ持ち込む
- 資料は事前に5分だけ開き、引っかかりを1行書く
- 会議の最後に、次回の質問を書いておく
- 発言回数ではなく、あとで浮かばなくなることを目標にする
質問を1つ読み上げるだけです。それでも、何もしないよりは場に残ります。