How to
評価面談の前に、用意しておく3つ
面談が終わってから、言い忘れたことを思い出す。
「そういえばあの案件も自分がやった」と気づくのは、たいてい会議室を出たあとです。
これは記憶力の問題ではありません。面談を、思い出す場にしているのが原因です。15分から30分で1年ぶんを思い出すのは、誰にも無理です。
持っていくもの3つ
1. やったことの一覧(A4で1枚)
網羅する必要はありません。相手が知らないものを優先して並べます。
- 日常業務は、まとめて1行でよい
- 他部署から回ってきた仕事、突発対応、フォローに入った案件を落とさない
- 止めたこと、防いだことも入れる。何も起きなかったので誰も知りません
この一覧を作る作業自体に価値があります。作ってみると、自分でも忘れていたものが必ず出てきます。
2. 数字が1つ入った行
一覧のなかで、いちばん効いたものに数字を付けます。1つで足ります。
段取り替え:18分→11分(1日12回・月換算で約28時間)
変化の前後と、それが効く回数。この形にすると、上司が自分の上司に説明できます。説明しやすい形で渡すと、勝手に広がります。
3. 次の期に何をやるかの案
過去の話だけで終わると、面談は評価の告知で終わります。
次に何をやるかを1つ出しておくと、話が交渉になります。しかも、自分がやりたい仕事を先に置けます。上から降りてくるのを待つより、こちらが先に出したほうが通りやすい。
面談中にやること
- 一覧は最初に渡す。話しながら思い出す形にしない
- 評価に納得できないときは、その場で反論しない。「持ち帰って整理したい」と言って、後日文書で出すほうが通ります
- どうすれば上がるかを聞く。「次の等級に上がるには、何が足りませんか」は、感情的にならずに聞ける質問です
準備しても評価が変わらない場合
切り分けが必要です。
- 伝わっていなかっただけなら、次の期から変わります
- 評価の枠が先に決まっている職場もあります。相対評価で人数が固定されている場合、個人の努力では動きません
- 上司が評価する立場にないこともあります。決めているのが別の人なら、その人に届く経路を作る話になります
2つ目と3つ目は、本人の準備では解けません。異動か転職の話になります。ただし、1つ目を潰す前にそう結論づけると、次の職場でも同じことが起きます。
まとめ
- 面談は思い出す場ではなく、持っていく場
- A4で1枚。相手が知らないものを優先する
- 数字は1つでよい。変化の前後と回数を書く
- 次の期の案を1つ出して、交渉にする
- 納得できないときは、その場で反論せず後日文書で
準備は30分で終わります。1年に2回、30分です。