Book
人は話し方が9割
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どんな本か
会話が苦手な人に向けた本です。うまく話す技術ではなく、否定しない、まず聞く、相手が話しやすい空気を作る、というところから始まります。1項目が数ページで、平易に書かれています。
どこが効くか
内容が正しいのに伝わらない場面の説明として使えます。相手が受け取れる状態になっていないなら、内容の精度を上げても届きません。
管理職向けの本ではありませんが、指示のたびに空気が固くなると感じている人には効きます。伝え方の前段にある、聞く側の姿勢の話だからです。
1項目が短いので、活字が重い日でも1つだけ読めます。
合いそうな人
- 言っている内容は間違っていないのに、相手が動かない人
- 会話に苦手意識があり、雑談で消耗する人
- 部下や後輩が本音を言ってこないと感じている人
合わないかもしれない人
- 交渉術や説得の技術を求める人
- エピソード中心の構成なので、研究や理論の裏づけを求める人
- すでに聞く姿勢が身についている人には、確認作業になります
買う前に、自分で確かめられること
話が伝わらない原因が、話し方ではなく場の作り方にあることは多いです。買う前に、直近でうまくいかなかった会話を1つ思い出して、そのとき相手が何を気にしていたかを書き出してみてください。すぐ書けるなら、本は要らないかもしれません。書けないなら、そこが本書の入口です。なお、これは営業やスピーチの技術書ではありません。日常の会話が対象です。人前で話す技術を探しているなら、別の本を当たってください。
この本の読み方
前半だけでいいです。話し方の技術より、相手の状態を先に見るという前提の部分に本書の価値があります。後半は具体的な言い回しの例が続くので、必要になったときに戻る辞書として使う。全部を覚えようとすると、次に人と話すときに不自然になります。1つだけ選んで次の会話で試す、を2週間続けるほうが残ります。
次に読むなら
- 嫌われる勇気(岸見一郎・古賀史健)
相手にどこまで踏み込むかで迷ったときに。課題の分離が線引きの道具になります
読んでみて
9割の本(見た目や話し方、聞き方)など一通り読みました。会話が苦手な私としては、どう伝えるとうまく伝わるのか理解できなかったのですが、一方的な情報伝達ではダメなんだなと実感できた本です。相手の状況や感情など受け入れやすい状況を作ったり気にしたりする必要があるのだと、改めて感じる本です。