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嫌われる勇気
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どんな本か
アドラー心理学を、哲人と青年の対話形式で解説した本です。中心にあるのは課題の分離という考え方で、目的論、承認欲求の否定などが順に語られます。
どこが効くか
課題の分離は、実務でそのまま使えます。相手がどう思うかは相手の課題だ、という線引きができると、持ち帰る量が減ります。
対話形式なので、説教されている感じが薄い。反論役の青年が読者の代わりに食い下がるので、納得しないまま進まずに済みます。
上司や同僚の評価が頭から離れない状態に、直接効きます。
合いそうな人
- 家に帰っても仕事のことを考えてしまう人
- 人間関係で消耗している人
- 折れた原因が、特定の誰かとの関係にある人
合わないかもしれない人
- 結論だけ知りたい人には、対話形式が冗長に感じられます
- 承認欲求を明確に否定するので、いま認められたい気持ちが強い人には反発が出ます
買う前に、自分で確かめられること
買う前に、いま悩んでいることを1つ選んで、「これは誰の課題か」と自分に聞いてみてください。すぐ切り分けられるなら、本書の実用部分はすでに使えています。切り分けられないなら、そこが入口です。なお、この本の主張には賛否があります。全部を受け入れる必要はありませんし、受け入れられない部分があっても読む価値は落ちません。対話形式が苦手な人は、そこだけ書店で確認してから買ってください。
この本の読み方
対話形式なので、青年の反論のほうに共感しながら読むのが正しい読み方です。哲人の言い分だけ拾うと、きれいごとに見えます。実務で使えるのは「課題の分離」の章。これは誰の問題なのかを切り分ける道具として、そこだけ持ち帰れば十分です。全部を受け入れる必要はありません。合わない主張も含まれています。
次に読むなら
読んでみて
講師を始めたころに読んだのですが、自己肯定感、自己効力感などが乏しい人を相手にする場合にどうしたら良かったのかを考えさせられる本でした。組織は人なので、人との感じ方の違い、表現の違いで行き違いが起こり、どうにもならないときは、気を抜いて読んで欲しいです。