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夢をかなえるゾウ1
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どんな本か
関西弁の神様ガネーシャが、冴えない主人公のところに現れて、毎日ひとつ課題を出していく小説です。課題は「靴をみがく」「コンビニで募金する」「食事を腹八分におさえる」といった、拍子抜けするほど地味なものばかりで、劇的な方法は最後まで出てきません。
どこが効くか
この本が繰り返し突いてくるのは、成功法則を知らないことではなく、知っているのにやらないことのほうです。読者はたいてい、課題を読んだ時点で「そんなことか」と思います。そして、やりません。その反応こそが主題になっています。
ガネーシャがふざけているぶん、説教されている感じがありません。自己啓発書を読むと構えてしまう人でも、小説として最後まで進めます。
課題が地味なのも意図的です。大きな目標より、今日できる1つに落とすという考え方は、当サイトのHowTo記事と同じ立場です。
合いそうな人
- 自己啓発書を何冊も読んだのに、何も変わらなかった経験がある人
- 真面目な本を開く気力が残っていない夜に、それでも何か読みたい人
- 行動が3日で止まる自覚がある人
合わないかもしれない人
- ふざけた文体が受け付けない人。合わない人は冒頭で閉じます
- 研究データや理論の裏づけを求める人
- すぐ使えるフレームワークを探している人
買う前に、自分で確かめられること
この本の課題は、突き詰めると「今日できる小さいことを1つやる」に尽きます。それを自分で決めて続けられる人は、買わなくて構いません。読む価値があるのは、続かない経験を何度もしている人です。理屈で説得されると反発するが、笑いながらなら受け取れる、という性質の人には効きます。判断がつかないなら、書店で最初の課題まで読んでみてください。そこでガネーシャの口調が受け付けなければ、最後まで受け付けません。文体の相性がほぼすべてです。
この本の読み方
課題が出てきたら、読み進める前に1つだけ実際にやってみてください。読み切ってから始めようとすると、たいてい始まりません。この本は読了することに意味がある本ではなく、途中で手を動かさせるために書かれています。逆に、課題を全部やろうとすると3日で止まります。いま自分に引っかかった1つだけで十分です。
次に読むなら
- 嫌われる勇気(岸見一郎・古賀史健)
同じ「行動が変わらない」を扱いますが、こちらは論理で詰めてきます。笑いながら読めるのが合わなかった人に - 完訳 7つの習慣 人格主義の回復(スティーブン・R・コヴィー)
地味な習慣を積む話を、体系立てて読み直したくなったときに
読んでみて
読んだのは、とにかく仕事に追われて疲れていた時です。やることが多く、余裕が無かったし、全部やらないと(できる)と思っていて、疲れていました。とにかく忙しい時期だったので、寝る前に翌日やることを1つだけ決めると心が少し楽になるのを感じて、今でも実践しています。横やりが入り、大体複数の仕事が並行するのですが。