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時間が足りないときに読む本
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時間術の本を読んで、朝5時に起きようとして、3日で戻る。
この繰り返しをしている人は、たいてい原因を取り違えています。足りないのは時間ではなく、やらないと決めた項目の数です。
起床時間を1時間早めても、やることが1時間ぶん増えれば元に戻ります。実際、多くの人はそうなります。
本を買う前に、1週間だけ記録する
時間術の本を読む前に、自分が何に時間を使っているかを知らないと、どの本が自分に効くか選べません。
細かい記録は不要です。1日の終わりに3行だけ書きます。
- 今日いちばん時間を使ったこと
- それは自分がやる必要があったか(なければ、誰がやるべきだったか)
- やらなくても誰も困らなかったこと
1週間で傾向が出ます。3に何も書けないなら削減の余地がなく、増員か業務量の交渉の話になります。3が毎日埋まるなら、下の本が効きます。
やることを減らす側から考えるなら
エッセンシャル思考
こんな夜に。依頼を断れず、気づくと自分の予定が他人の依頼で埋まっているとき。全部そこそこやって、どれも中途半端だと感じるとき。
より多くをこなす技術ではなく、より少なくやる技術の本です。何をやらないかを決めることを、意思の強さではなく仕組みと基準の問題として扱います。断り方の具体例が多いので、実務にそのまま持ち込めます。
合わないかもしれない人:裁量が小さい職種では、選べる範囲が限られていて歯がゆく感じられます。その場合は交渉材料として読むほうが現実的です。
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イシューからはじめよ
こんな夜に。作業量は多いのに、成果として認識されないとき。資料を厚くすることで不安を埋めている自覚があるとき。
解く前に「そもそも何を解くべきか」を決める本です。量で勝負する働き方を明確に否定しているので、頑張っているのに終わらない人には効きます。やらないことを決める根拠が手に入ります。
合わないかもしれない人:考えすぎて着手が遅いタイプの人は、逆方向に振れる可能性があります。
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優先順位そのものを組み直すなら
完訳 7つの習慣
こんな夜に。緊急なことばかり処理して、重要なことに手が付いていないと感じるとき。
緊急度と重要度で仕事を4つに分ける考え方は、この本が広く知られるきっかけになったものです。第3の習慣「最優先事項を優先する」だけでも、予定の組み方が変わります。テクニックではなく判断の軸から扱うので、効き始めるのは遅いですが長持ちします。
合わないかもしれない人:厚く、読み通すのに時間がかかります。今週の残業を減らしたい人には、先に上の2冊のほうが近いです。
読んでも解決しない場合
記録の3番目に何も書けなかった人は、本では解決しません。業務量が処理能力を超えている状態なので、必要なのは技術ではなく交渉です。
そのときは、感覚ではなく記録を持っていってください。「忙しいです」は通りませんが、「この3か月で持ち帰り作業が月40時間あります」は話が動きます。
1週間の記録は、そのまま交渉の材料になります。