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「30代にとって大切な17のこと」と「40代にとって大切な17のこと」、どちらを読むか

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本田健さんの『30代にとって大切な17のこと』と『40代にとって大切な17のこと』は、構成が同じです。題名どおり、年代で選ぶ人が多いと思います。

ただ、年代はあくまで目安です。何歳かより、いま何が具体的な数字として見え始めているかのほうが、選ぶ基準として効きます。2冊とも読んだ立場から、違いと選び方を書きます。

2冊に共通していること

だから、読んだあとに何も決まらなくても失敗ではありません。これは決めるための本ではなく、まだ考えていない論点に気づくための本です。

違い

30代版40代版
状況この先20年をどう組み立てるか、考えはじめた時期折り返し地点に来て、残り時間を意識しはじめた時期
並ぶ論点選択肢が出そろう前に、考えておけること上へ行くのか専門でいくのか。家庭や体力とどう折り合うか
新しく入ってくるもの同期との差が見えてきて、落ち着かない気持ち体力や親のことなど、30代では出てこなかった変数
こんなときまだ時間の余裕があるうちに、枠を作りたい転職や役割の変更を、動く前に整理したい

選ぶための質問

親の年齢と、自分の定年までの年数を、紙に書き出してください。

この2つが、具体的な数字として出てくる時期の本が40代版です。書いてみて実感が湧かないなら、40代版は数年後に読むほうが効きます。親の介護や体力の話が出てくるので、実感がない時期に読むと響きません。

もう1つ。書店で、目次だけ見てください。17項目のうち、3つ以上で手が止まる年代の本が、いま読む本です。1つも引っかからないなら、その年代の本はいまは要らない時期です。

年代がずれていても、効くことはある

私は、30代版を40代半ばで読みました。それでも読んで良かったと感じました。考えていること、もやもやしていることが少し整理されて、読み終えたとき少し楽になりました。

年代が合っていないから意味がない、ということはありません。ただ、30代版を40代で読むと、もう通り過ぎた論点と、まだ手つかずの論点がはっきり分かれて見えます。その分かれ方も、情報になります。

2冊とも読む必要はない

両方買う必要はありません。2冊には重なる部分があるので、いまの年代のほうだけで足ります。

両方読むなら、同じ番号の項目を見比べてください。同じ構成で、扱う内容が変わっています。その差が、そのまま10年ぶんの前提の変化です。

本田健(きずな出版)

30代にとって大切な17のこと

こんな夜に。30代で、この先の20年をどう組み立てるか考えはじめたとき。同期との差が見えてきて、落ち着かないとき。

30代が向き合う論点を17に分けて並べた本です。具体的な選択肢が出そろう前に、考えておけることが分かります。1項目ずつ独立しているので、疲れている日でも1つだけ読めます。

合わないかもしれない人:抽象度が高く、具体的な手順は書かれていません。今月中に決めたいことがある人には遠すぎます。

本田健(きずな出版)

40代にとって大切な17のこと

こんな夜に。40代に入って、折り返し地点に来た実感があるとき。残り時間を意識しはじめたとき。

30代版と同じ構成で、論点が40代のものに変わります。体力や親のことなど、30代では出てこなかった変数を含めて考える枠になります。40代の転職を考えているなら、動く前に目を通すと基準が整理されます。

合わないかもしれない人:30代版と重なる部分があります。具体的な手順を求める人には物足りません。

読み方

まとめ