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自己啓発書を読んでも変わらないとき、次に読む1冊の選び方

やる気 7分で読めます

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自己啓発書を何冊も読んだのに、何も変わらない。そう感じて、また別の本を探している。心当たりのある人は多いと思います。

先に言うと、変わらない原因は、本の質より、読み方と選び方にあることが多いです。次の本を探す前に、そこを見直したほうが早い。

本を替える前に、見直す3つ

  1. 読み切ってから、始めようとしていないか。読み終えてから実行しようとすると、たいてい始まりません。課題や問いが出てきたら、読み進める前に1つだけ試してください
  2. 全部やろうとしていないか。課題を全部やろうとすると、3日で止まります。いま自分に引っかかった1つだけで足ります
  3. 自分の止まっている場所と、本の対象がずれていないか。行動が3日で止まる人と、人の評価が頭から離れない人では、効く本が違います

3つ目が、次の本を選ぶ段階の話です。止まっている場所から選びます。

止まっている場所から選ぶ

いま止まっているところ読む本
知っているのに、やらない。3日で止まる夢をかなえるゾウ
人の評価や、誰の問題か分からないことで消耗する嫌われる勇気
目先の方法ではなく、判断の軸から見直したい完訳 7つの習慣
環境が変わったのに、前のやり方を続けているチーズはどこへ消えた?

知っているのに、やらないなら

水野敬也(文響社)

夢をかなえるゾウ

こんな夜に。自己啓発書を何冊も読んだのに、何も変わらなかったとき。真面目な本を開く気力が残っていない夜に。

関西弁の神様ガネーシャが、毎日ひとつ課題を出していく小説です。課題は靴をみがく、食事を腹八分におさえる、といった地味なものばかり。この本が突いてくるのは、知らないことではなく、知っているのにやらないことのほうです。笑いながら読めるので、説教されている感じがありません。

合わないかもしれない人:ふざけた文体が受け付けない人。研究データや理論の裏づけを求める人。

人の評価や、誰の問題か分からなくて消耗するなら

岸見一郎・古賀史健(ダイヤモンド社)

嫌われる勇気

こんな夜に。家に帰っても仕事のことを考えてしまうとき。上司や同僚の評価が頭から離れないとき。

アドラー心理学を、哲人と青年の対話で解説した本です。実務で使えるのは課題の分離で、これは誰の問題なのかを切り分ける道具です。相手がどう思うかは相手の課題だ、と線を引けると、持ち帰る量が減ります。

合わないかもしれない人:結論だけ知りたい人。承認欲求の否定に、いま反発が出る人。主張には賛否があり、全部を受け入れる必要はありません。

判断の軸から見直したいなら

スティーブン・R・コヴィー(キングベアー出版)

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

こんな夜に。目先の方法ではなく、判断の軸から見直したいとき。管理職になって数年たち、うまくいかない理由が自分側にある気がしてきたとき。

主体性、終わりを思い描くことから始める、最優先事項を優先する。この3つで自分を立て直してから、対人関係へ進む構成です。順番に意味があります。効き始めるのは遅いですが、長持ちします。

合わないかもしれない人:今週の困りごとを解決したい人。厚く、読み通すのに時間がかかります。拾い読みで済ませたい人にも向きません。

環境が変わったのに、やり方を変えられないなら

スペンサー・ジョンソン(扶桑社)

チーズはどこへ消えた?

こんな夜に。異動や制度変更に納得できないまま、時間が過ぎているとき。前と同じやり方を続けている自覚があるとき。

迷路のなかで暮らす2匹のネズミと2人の小人の寓話です。90ページほどで、1時間かかりません。扱っているのは1点だけで、状況が変わったあと、認めるまでにかかった時間が、そのまま損失になるということです。

合わないかもしれない人:具体的な手順を求める人。会社から配られて読まされた経験があり、反発が先に立つ人。

1冊読み終えたら

次の本へ行く前に、読んだ本から1つだけ、実際にやってみてください。次の本は、そのあとで構いません。

実行する内容は小さくて足ります。「寝る前に、翌日やることを1つだけ決める」程度のことです。それを続けられた経験が、次の本を読むときの土台になります。

やらないほうがいいこと

まとめ