How to
自分より優秀な部下がいるとき、管理職が先にやること
自分より、仕事ができる部下が来た。企画の筋がいい。資料が早い。取引先の評判もいい。
うれしい気持ちと、落ち着かない気持ちが、同時に来ます。落ち着かない理由は、管理職としての自分の価値が、「仕事ができること」にあると思っているからです。
そこが変わると、この状況は、楽になります。
1. 競わない
無意識に、競っていることがあります。
- 部下の提案に、細かい指摘を重ねてしまう
- 自分の経験を、先に話してしまう
- 部下の成果の話題を、すぐ別の話題に変える
管理職の仕事は、一番になることではありません。部下が力を出せる状態を、作ることです。
2. 役割を、分ける
仕事の中身で、勝てなくても、できることがあります。
- 調整:他部署や、上との間の交渉
- 判断:優先順位と、止める判断
- 防波堤:無理な依頼を、受け止める
- 育成:周囲の、育っていない人を、引き上げる
優秀な部下は、仕事の腕前で、貢献してくれます。その人が動きやすいように、周りを整えるのが、こちらの役割です。
3. 教わることを、隠さない
「それ、どうやったの」と、聞いて構いません。
部下は、教えるなかで、考えが整理されます。聞く側が、年上でも、上司でも、変わりません。むしろ、聞いたことで、周囲にも、「この人は、聞ける人だ」という印象が伝わります。
4. 成果を、上に伝える
優秀な部下の成果は、上に見えるようにします。
- 報告するとき、部下の名前を、具体的な行動と一緒に出す
- 「◯◯さんが、△△をやってくれたので、□□になった」
自分の成果を、薄めることを、恐れる必要はありません。部下の成果を、きちんと伝える管理職は、上から信頼されます。
5. 不安は、人に話す
落ち着かない気持ちは、自然なものです。抱えていると、態度に出ます。
信頼できる同僚や、別の部署の管理職に、話してみてください。「部下のほうが、優秀で」と言うだけで、気持ちは、少し軽くなります。同じ経験をした人は、思ったより多いです。
やらないほうがいいこと
- 仕事を、あえて与えない。能力を、使わせないのが、一番もったいない
- 手柄を、自分のものにする。すぐに、見抜かれます
- 他の部下の前で、比べる。比べられた側も、比べた側の評価も、下がります
まとめ
- 落ち着かない理由は、価値を「仕事ができること」に置いているから
- 競わず、役割を分ける。調整、判断、防波堤、育成
- 教わることを隠さず、成果は具体的に上へ伝える
- 不安は、信頼できる人に話す