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儲ける社長のPDCAのまわし方
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どんな本か
PDCAを、計画の精度ではなく回転の速さで捉えた本です。立派な計画を立ててから動く進め方を明確に否定しています。中小企業の実務から書かれているので、抽象論になりません。
どこが効くか
社内でPDCAという言葉だけが飛び交って、実際には何も回っていない状態の説明になります。多くの場合、止まっているのはPではなくCとAです。
計画づくりで力尽きる人には、順番の組み替えとして効きます。
仕組みを設計する側の本(キーエンス解剖、SHIFT解剖)に対して、これは回し方の本です。設計図と運転はどちらも要ります。
合いそうな人
- 計画を立てるところまでで終わってしまう人
- 週次や月次の会議が、報告だけで終わっている職場にいる人
- 小さく試して直す進め方を、社内で説明する言葉がほしい人
合わないかもしれない人
- 精神論に見える箇所があります。そこで止まる人には向きません
- 経営者の視点で書かれているので、決裁権のない立場ではそのまま実行できない部分があります
買う前に、自分で確かめられること
買う前に、いま自分が月1回でやっている確認を挙げてみてください。それを週1回に変えられるかどうかを考える。変えられるなら、本を読まずに今週から始めて構いません。本書の主張はそこに集約されているからです。読む価値があるのは、なぜ頻度を上げるのかを人に説明する必要がある立場の人です。用語の解説書ではないので、PDCAという言葉自体を知らない段階なら、もっと基礎の本から入ったほうが早い。
この本の読み方
計画の作り方の章は軽く流して、回す頻度の話に時間をかけてください。この本の主張は、精度より回転数だという1点に集約されます。読んだら、いま月1回でやっている確認を週1回に変えられないかを考える。それだけで元は取れます。どの数字を見るかは、同じ著者の別の本のほうが詳しく扱っています。
次に読むなら
- 数字は人格(小山昇)
同じ著者。見る数字の選び方はこちら - 「ザ・ゴール」シリーズ ザ・チョイス 複雑さに惑わされるな!(エリヤフ・ゴールドラット)
速く回しても全体が良くならないときに、どこを見るかの話
読んでみて
先輩からPDCA、PDCAとよく言われましたが、日々の業務に追われて、プラン(計画)は実行計画のみとなっていました。まぁうまくいかないことや、言うことを聞かない(聞けない)人が多くて大変だった時期に読んで、希望を得ました。実際同じようにするためには訓練が必要で、とにかく実行あるのみ!という感じでいくつかの計画を立てて実行したことを覚えています。