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仕事の意味が分からなくなったときに読む本
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仕事は回っています。締切も守っています。それでも、何のためにやっているのかが、ふと分からなくなる。
この状態に、気合いを入れる本は効きません。やる気が足りないのではなく、意味が見えなくなっているからです。意味の側から立て直す本を選びました。
先に、やる気の問題かどうかを切り分ける
「やる気が出ない」には、性質の違うものが混ざっています。
- 疲れている。寝ても戻らないなら、やる気ではなく休むことが先です
- 意味が見えない。この記事はここの話です
- 失敗が怖い。始めなければ失敗もしない、という回避です
1つ目なら心が折れかけた夜に読む本、3つ目ならやる気が出ないときに読む本のほうが近いです。
本より先に、人に会ってほしいとき
眠れない日が2週間以上続いている、食欲がない、これまで楽しめたことが何も楽しめない。このどれかに当てはまるなら、読書より先に、産業医やかかりつけ医、自治体の相談窓口に会ってください。本は、その代わりにはなりません。
本の選び方
| いまの感じ | 読む本 |
|---|---|
| 仕事は回っているのに、軸が抜けた。判断に迷う | 生き方 |
| 目先の方法ではなく、判断の軸から見直したい | 完訳 7つの習慣 |
| 折り返し地点に来て、残り時間を意識しはじめた | 40代にとって大切な17のこと |
判断の軸が抜けたなら
生き方
こんな夜に。目の前の仕事は回っているのに、何のためにやっているのかが抜けてしまったとき。40代以降に効きやすい本です。
人生や仕事の結果を、考え方・熱意・能力の掛け算で捉えます。能力や熱意が高くても、考え方がマイナスなら全体がマイナスになる。この式のわかりやすさが、判断に迷ったときの足場になります。
合わないかもしれない人:精神論や道徳の話が続くので、いま具体的な手順がほしい人には遠回りに感じられます。
判断の軸から、順番に見直したいなら
完訳 7つの習慣 人格主義の回復
こんな夜に。目先の方法ではなく、判断の軸から見直したいとき。管理職になって数年たち、うまくいかない理由が自分側にある気がしてきたとき。
主体性、終わりを思い描くことから始める、最優先事項を優先する。この3つで自分を立て直してから、対人関係へ進む構成です。順番に意味があります。効き始めるのは遅いですが、長持ちします。
合わないかもしれない人:今週の困りごとを解決したい人。厚く、読み通すのに数週間かかります。拾い読みで済ませたい人にも向きません。
残り時間を意識しはじめたなら
40代にとって大切な17のこと
こんな夜に。40代に入って、折り返し地点に来た実感があるとき。残り時間を意識しはじめたとき。
17の論点が並ぶ本です。上へ行くのか専門でいくのか、家庭や体力とどう折り合うのか。答えは書かれていませんが、まだ考えていない論点に気づけます。1項目が短く、順番に読まなくて構いません。
合わないかもしれない人:具体的な手順を求める人。30代版と重なる部分もあります。
読んだあとにやること
意味を探し続けるより、判断を1つ、軸に照らして決めるほうが先です。
- いま保留している判断を1つ選ぶ
- 読んだ本のなかで、いちばん引っかかった一文を、その判断の横に書く
- その一文に照らして、やる・やらないを決める。結論は急がなくていい
やらないほうがいいこと
- 意味が見つかるまで、動かない。意味は、動いたあとに見えてくることのほうが多いです
- 1冊で、答えを出そうとする。この種の本は、答えではなく、考える足場を渡す本です
- 気持ちが落ちている夜に、転職や退職の結論を出す。決めるのは、休んだ後にしてください
まとめ
- 意味が見えないのは、やる気が足りないのとは別の状態
- 先に、疲れ・意味・失敗の恐れを切り分ける
- 軸が抜けたなら『生き方』、体系立てて見直したいなら『7つの習慣』
- 読んだら、保留していた判断を1つだけ決める