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「金持ち父さん貧乏父さん」と「ユダヤ人大富豪の教え」、最初の1冊はどちらか

お金 6分で読めます

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お金の本は、最初の1冊を間違えると疲れます。制度の説明や運用の手法から入ると、情報だけが増えて、何も決まらないまま閉じることになるからです。

この2冊は、どちらも手法の本ではありません。お金をどう見るか、という土台の本です。ただ、入口が違います。

入口の違い

金持ち父さん貧乏父さんユダヤ人大富豪の教え
入口定義。資産と負債を、お金が入るか出るかで分ける人との関わり。お金とどう付き合うか
形2人の父の教えを対比する老富豪との対話
読後に増えるもの家計を見る道具お金に対する見方
向く人働いているのに、手元にお金が残らない感覚がある人お金の本を読んでも、手法の話ばかりで疲れた人
気をつけること後半は著者の国と時代の制度が前提手順や数字は、ほとんど出てこない

どちらから読むかは、2つの質問で決まる

質問1。自分の持ち物を、「毎月お金が入ってくるもの」と「毎月出ていくもの」に分けられますか。

すぐ分けられるなら、『金持ち父さん貧乏父さん』の中心はすでに手に入っています。分けられない、または考えたことがないなら、その分け方を覚えるだけでも読む価値があります。

質問2。「お金の話をするのは品がない」と感じますか。

感じないなら、『ユダヤ人大富豪の教え』から得るものは少ないかもしれません。感じるなら、その感覚がどこから来ているのかを扱った本として読めます。

どちらにも当てはまる人は、先に『金持ち父さん貧乏父さん』をおすすめします。用語と考え方を先に持っておくと、もう1冊を読んだときに、何を扱っていないのかが見えるからです。

2冊とも、数字や制度の本の前に置く

読んだ側の実感として、この2冊はNISAや年金、保険といった制度の本の前に読むほうが効きます。先に制度の本から入ると、何のための制度なのかが分からないまま用語だけが増えます。

逆に言うと、2冊のどちらにも、投資の方法も、資産形成の手順も書かれていません。それを求めるなら、別の本が要ります。

1冊目の候補

ロバート・キヨサキ/白根美保子 訳(筑摩書房)

改訂版 金持ち父さん貧乏父さん

こんな夜に。働いているのに手元にお金が残らない感覚があるとき。お金の本を1冊も読んだことがないとき。

資産と負債を「お金を生むか、出ていくか」で分ける考え方が中心です。持ち家は資産か、という問いの立て方が、読んだあとの家計の見方を変えます。この分野の他の本を読むときの共通言語にもなります。

合わないかもしれない人:再現できる手順を求める人。著者に関連する高額なセミナーや教材には批判もあります。読んだ勢いで何かを契約しないでください。

本田健(だいわ文庫)

ユダヤ人大富豪の教え

こんな夜に。お金の本を読んでも、手法の話ばかりで疲れたとき。お金と幸せの関係が分からなくなったとき。

ハワイで出会った老富豪との対話で進みます。扱っているのは、お金と人との関わり方です。物語形式なので、説教として受け取らずに読めます。数字の本を読む前に置くと効きます。

合わないかもしれない人:具体的な手順や数字を求める人。いま何をどう買うかを決めたい人には遠回りです。

読んだあとにやってはいけないこと

まとめ

2冊を読み終えたあとの、制度の整理は次の記事から。