How to
仕事を任せたあと、口を出さずに進み具合を確認する方法
仕事を任せた。ここまではできた。ところが、そのあとが落ち着きません。
放っておくと、期限直前に何も進んでいなかったことが分かる。かといって、毎日聞くと「信用されていない」と感じさせる。机の横を通って、画面を覗いてしまう。
任せたあとは、放置と口出しの間に、もう一つの選択肢が要ります。それが、決めた形での確認です。
1. 任せるときに、確認の日を決める
任せた直後に、確認の日を一緒に決めます。
「水曜の午後に、15分だけ状況を聞かせてください。それまでは、自分で進めてもらって構いません」
確認の日が決まっていると、相手は「それまでは任されている」と受け取ります。こちらも、それまでは聞かなくていい。お互いの不安が、日付で止まります。
2. 聞く質問を、固定する
確認のたびに、聞くことが変わると、相手は身構えます。質問は3つに固定します。
- 「何割くらい進んでいる?」…進み具合
- 「止まりそうなところはある?」…先回りして出る問題
- 「私に決めてほしいことはある?」…こちらの出番
この3つだけで、状況の大半が分かります。細かい内容を聞く必要はありません。
3. 確認の場では、直さない
確認で気づいたことがあっても、その場で直させないでください。
- 気づいた点は「材料」として、一言添える。「その場合、◯◯はどうなる?」
- 直すかどうかは、本人に決めてもらう
- 方向が大きく外れているときだけ、はっきり言う
確認のたびに直されると、任された感覚がなくなります。任せるとは、本人のやり方で失敗する余地を残すことでもあります。
終わりの形も、先に決めておく
何をもって終わりか、が曖昧だと、確認が終わりません。
- 「この資料が、先方に出せる状態になったら終わり」
- 「テスト項目が全部通ったら終わり」
やらないほうがいいこと
- 毎日聞く。確認の日以外は、聞かない
- 黙って直す。本人が知らない間に直すのが、いちばん信用を失います
- 他の人に、進み具合を聞く。本人に直接聞いてください
まとめ
- 任せるときに、確認の日を決める
- 聞くのは、進み具合、止まりそうなところ、決めてほしいことの3つ
- 確認の場では直さず、材料を1つ添える
- 終わりの形を先に決めておく