How to
自分を叱らずに続けるための、勇気づけの言葉の選び方
3日で、止まった。「また続かなかった」「やっぱり自分は」と、自分に言う。
叱ると、次の日は、さらに動きにくくなります。叱られた場所には、近づきたくないからです。
かといって、無理にほめるのも、白々しい。ここでは、叱るでも、ほめるでもない、第三の言い方を使います。
勇気づけという考え方
アドラー心理学では、人を動かす言葉として、「ほめる」より「勇気づける」を選びます。『嫌われる勇気』では、上下の関係で評価するのではなく、対等に、感謝や敬意を伝えることだとされていました。
自分に向けるなら、こうなります。
- 叱る:「また3日で止まった。だめだな」
- ほめる:「3日もできて、えらい」
- 勇気づける:「3日、やれた。そのあいだに、◯◯が分かった」
勇気づけは、評価ではありません。起きたことを、事実として言葉にすることです。
自分への声かけの3つの形
1. できたことを、事実で言う
「3日、続けた」「夜に、20分座った」「資料の見出しは、できた」。数と事実だけで足ります。
2. 気づいたことを、言う
「朝のほうが、始めやすかった」「疲れた日は、10分が限界だった」。これは、次の設計の材料です。
3. 自分に、ありがとうと言う
「今日も、時間を作ってくれて、ありがとう」。照れくさいですが、自分を道具のように扱うのをやめるきっかけになります。
使うタイミング
- 止まった日の夜に、1回だけ
- 書くなら、手帳の隅に、1行
- 声に出す場合は、1人のときに
気をつけること
- 事実に、嘘を足さない。できていないことを、できたと言うと、かえって白けます
- 「でも」を、続けない。「3日できた。でも、止まった」と言うと、前半が消えます。前半だけで、終わります
- 気分が重いときは、無理に言わない。言えない日は、言わなくていい
やらないほうがいいこと
- 叱ることで、次を動かそうとする。短期的には動いても、続きません
- 他人の言葉で、慰めてもらうのを待つ。自分で自分に言える言葉を、1つ持っておく
- 毎日、長く書く。1行で足ります
まとめ
- 叱ると、動きにくくなる。ほめるのも、白々しいことがある
- 勇気づけは、起きたことを、事実として言葉にすること
- 「できたこと」「気づいたこと」「ありがとう」の3つを、1行で
- 「でも」を続けない。事実に、嘘を足さない