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部下に「辞めたい」と言われたとき、最初の30分でやること

人間関係 5分で読めます

「少しお時間いいですか」と呼ばれて、「辞めたいと思っています」と言われる。

頭が真っ白になります。何か言わなければと思って、言葉が出てきます。「なんで」「いま抜けられたら困る」「みんな大変なんだ」。

最初の30分でやることは、説得ではありません。聞くことと、結論を持ち帰ることです。

1. まず、受け止める

相手は、勇気を出して話しています。言う前に何週間も迷っていることが多い。

驚いた顔をしても構いません。反論や評価を口にしないことだけ、気をつけます。

2. 事実を聞く

理由を問い詰めるのではなく、事実を順に聞きます。

「なぜ」を重ねると、責められているように聞こえます。「いつ頃から」「どんなこと」のほうが、答えやすい。

メモは取ります。取っていることを、見せてください。

3. その場で、結論を出さない

ここが一番、崩れやすいところです。

引き留めようとして、条件を出したくなります。「給料を見直す」「異動させる」「部署を変える」。その場で約束してしまうと、守れないことがあります。また、本人が決めていた場合には、かえって不信になります。

代わりに、こう言います。

「今日は聞くだけにさせてほしい。内容は私のなかで整理して、必要なら上にも相談する。明日(または◯日)に、もう一度話そう」

4. 持ち帰って、共有する

抱え込まないでください。上司や人事に、早めに共有します。ただし、本人に確認してからです。

退職の手続きや、引き継ぎの期間は、会社の規程によります。個別の判断をする前に、人事に確認してください。

やらないほうがいいこと

引き留めるかどうかは、後で考える

聞いた内容を整理して、変えられることと、変えられないことに分けます。人手や配置の問題なら、動かせるかもしれません。本人の人生の選択なら、動かせません。

引き留められるかどうかより、聞いてもらえたと感じてもらえたかのほうが、結果としてあとに残ります。

まとめ