How to
人の評価が気になって動けないとき、「誰の課題か」で切り分ける3つの問い
やったほうがいいことは分かっている。ただ、「こう思われたらどうしよう」が先に来て、手が止まる。
この止まり方には、ひとつの見方があります。『嫌われる勇気』で紹介されていた、課題の分離です。「これは誰の課題か」を切り分けると、自分が動ける範囲だけが残ります。
課題の分離とは
ある選択の結果を、最終的に引き受けるのは誰か。それで、課題の持ち主が決まります。
- 自分が提案を出す。これは自分の課題
- その提案を、相手がどう評価するか。これは相手の課題
相手がどう思うかは、相手が決めることです。自分がどれだけ考えても、変えられません。変えられないことのために、動けなくなっているなら、そこを切り分けられます。
3つの問い
手が止まったとき、紙に書いて、順に答えます。
1. 何が怖くて、手が止まっている?
「提案が通らなかったらどうしよう」「変だと思われたらどうしよう」。具体的な言葉にします。
2. それは、誰が決めること?
「通るか通らないか」は、決める人のものです。「変だと思うかどうか」は、相手のものです。
自分が決められることは、提案を出すか、出さないかだけです。
3. 自分が決められる範囲で、いま一番小さいことは?
提案の1行目を書く。タイトルだけ付ける。資料の項目名を3つ並べる。「出す」まで行かなくても、構いません。
使うときの注意
- 相手を無視していい、という話ではありません。相手がどう思うかは、相手の課題です。ただ、相手のことを考えて、説明を工夫するのは、自分の課題です
- 自分の課題まで、切り離さない。期限を守る、必要な報告を出す。これは、自分のものです
- つらい状態が長く続くなら、人に相談してください。考え方の切り替えでは、足りないことがあります
やらないほうがいいこと
- 全部を「相手の課題」にして、動かなくなる。自分の課題が、残っています
- 相手に、課題の分離を説明する。これは、自分のなかで使う道具です
- 一度で、割り切ろうとする。手が止まるたびに、使い直す
まとめ
- 手が止まる理由が、「どう思われるか」なら、課題の分離が使える
- 「何が怖いか」「誰が決めることか」「自分が決められる最小のことは」の3つを書く
- 相手の課題は、変えられない。自分の課題だけを、小さく動かす