How to
動けない理由が、毎回もっともらしいとき、目的の側から見直す
忙しいから、できない。まだ準備が足りないから、始められない。もう少し落ち着いてから。
どれも、嘘ではありません。実際に忙しく、準備も足りません。それでも、理由が毎回、もっともらしく見えるのは、少し立ち止まる価値があります。
原因ではなく、目的の側から見る
アドラー心理学(『嫌われる勇気』で紹介されています)には、「目的論」という見方があります。
- 原因論:過去の原因が、いまの行動を決める。「忙しいから、できない」
- 目的論:いまの目的が、行動を決める。「やらないでいたい理由が、先にある」
これは、「怠けている」と言いたいわけではありません。動かないことで、何を避けているのかを、見るための道具です。
3つの問い
1. 動かないことで、避けているものは何か
書き出します。
- 下手だと分かること
- 断られること
- 大変な作業の量を、見ること
- 失敗した姿を、人に見られること
動かないでいる間は、これらを避けられます。避けられているのだとしたら、「忙しい」は、その役に立っている理由です。
2. 避けているものは、本当に起きるか
想像しているだけで、起きていないことが多いです。実際に起きそうな範囲を、1つだけ、書きます。
3. 避けないで済む、小さい形はあるか
下手だと分かるのが怖いなら、1人で、下書きだけ。断られるのが怖いなら、聞く前に、質問を書くだけ。
避けるものを、小さくします。ゼロにはなりません。小さくすれば、動けます。
気をつけること
- 自分を責めるための道具にしない。「目的があって動かないのだ」と、ただ見るだけで構いません
- 強い不調があるときは、使わない。眠れない、食欲がない、何も楽しめない。そのときは、休むこと、人に相談することが先です
- この見方に、賛否があります。全部を受け入れる必要はありません。合う場面で使うだけで足ります
まとめ
- 理由がもっともらしく見えるときは、避けているものを見る
- 書き出す。起きる範囲を絞る。避けないで済む小さい形を探す
- 責めるための道具ではない。不調が強いときは、休み、人に相談する