Learning
異動が決まったら、最初の2週間でやる勉強
異動が決まった。新しい部署は、これまでと別の分野だ。専門書を買って、読み始める。
最初の2週間で、分野の知識を網羅しようとすると、たいてい途中で止まります。そして、実務が始まると、本を開く時間がなくなります。
最初の2週間にやるのは、知識を増やすことではなく、聞ける状態を作ることです。
1. 前任者の資料を、読む
最初に、本ではなく、前任者や部署の資料を読みます。
- 過去1年分の、報告書や会議資料
- 引き継ぎ書があれば、それ
- 部署の、よく使われる書類のひな形
書かれている言葉と、数字の単位を見ます。内容を理解する必要は、まだありません。「この部署では、何について話しているのか」を、把握します。
2. 頻出する言葉を、30個だけ拾う
資料を読みながら、何度も出てくる言葉に、印をつけます。
- 専門用語、略語、社内の呼び名
- 30個で止める
- 意味は、あとで調べる
この30個が分かると、会議の話が、少しずつ聞き取れるようになります。分野の全部は、要りません。
3. 聞く人を、3人決める
最初の2週間は、人に聞くのが、いちばん速い勉強です。
- 仕事の流れを、一番よく知っている人
- 用語や背景を、気軽に聞ける人
- 前任者(異動先にいなければ、連絡が取れる人)
聞くのは、「こういう理解で合っていますか」の形です。ゼロから聞くより、自分の仮の理解を見せたほうが、答えが返ってきます。
4. 本は、困ってから選ぶ
2週間たつと、「これが分かっていないと困る」が見えてきます。その段階で、本を選びます。
- 実際の仕事で、2回以上、困ったこと
- それを扱っている、薄い入門書を1冊
最初に買う専門書は、たいてい、的が外れます。
やらないほうがいいこと
- 前の部署のやり方を、持ち込む。最初の2週間は、見て聞く時間です
- 分からないことを、溜めて調べる。溜めると、聞きづらくなります。その日のうちに聞く
- 全部を、理解しようとする。2週間では、できません。必要な範囲に絞ります
まとめ
- 異動後の2週間は、知識を増やすより、聞ける状態を作る
- 前任者の資料から、頻出する言葉を30個拾う
- 聞く人を3人決め、仮の理解を見せて確認する
- 本は、実際に2回困ってから選ぶ