How to
傾聴の「言い換え」の例文。部下・同僚・上司・家族、場面別に5つ
「言い換えをしましょう」と言われても、何を返せばいいのか、その場で浮かばないことがあります。
言い換えは、気の利いた返しではありません。相手の言ったことを、1文にして返すだけです。評価も助言も足しません。
言い換えの型
型は2つだけです。
- 事実を返す:「〜だったんですね」
- 気持ちを返す:「〜と感じていたんですね」
気持ちを返す型は、相手がはっきり気持ちを言ったときだけ使います。想像で気持ちを足すと、外れたときに会話が止まります。
場面別の例文
部下が、仕事の愚痴を言ったとき
- 相手:「また締め切りが前倒しになって」
- 言い換え:「締め切りが、また前に動いたんですね」
同僚が、疲れた様子で話したとき
- 相手:「最近、会議ばっかりで」
- 言い換え:「会議が続いて、自分の仕事に手が回らないんですね」
上司に、方針を説明されたとき
- 相手:「今期は、新規より既存を厚くする」
- 言い換え:「新規は一度おいて、既存のお客様を優先する、という理解で合っていますか」
上司に対しては、「確認」として使います。同意の前に、受け取った内容を揃えられます。
家族が、帰ってきてすぐ話し始めたとき
- 相手:「今日、ほんとに疲れた」
- 言い換え:「ほんとに疲れた一日だったんだね」
相手の話が、整理されていないとき
- 相手:「えっと、あの件が、でも、そうじゃなくて」
- 言い換え:「あの件のことで、何か引っかかっているんですね」
整理されていない話に、整理した言葉を返すと、相手が「そう、それ」と続けやすくなります。
やってしまいがちなこと
- 同意を足す。「それは大変だったね」は、言い換えではなく、評価です
- 一部だけ拾う。相手がいちばん言いたかったことを外すと、聞いていないと感じさせます
- 全部の発言に返す。毎回やると、機械的になります。話の区切りで、1回だけです
まとめ
- 言い換えは、聞いたことを1文で返すこと
- 型は「事実を返す」と「気持ちを返す」の2つ
- 評価も助言も足さない。足したくなったら、一呼吸おく