How to
聞いているのに伝わらないとき、傾聴を「相づち・言い換え・沈黙」に分けて練習する
うなずいている。目も見ている。それでも、「ちゃんと聞いてもらえている気がしない」と言われることがあります。
「傾聴」という言葉は大きいので、全部を一度にやろうとして、どれも浅くなります。3つに分けて、1日1つだけ練習します。
傾聴を、3つに分ける
- 相づち。話の続きを促すためのものです。「ええ」「それで」など、短く。うなずきの回数を気にするより、相手の話を遮らないことが先です
- 言い換え。相手の言ったことを、1文で返します。評価や助言を足しません
- 沈黙。相手が言葉を探しているときに、5秒待ちます
言い換えの例
部下が、「あの案件、また条件が変わって」と言ったとします。
- よくある返し:「それは大変だね。でも、先方もいろいろあるから」
- 言い換え:「条件が変わって、また最初からやり直しになったんですね」
言い換えは、同意でも共感でもありません。「あなたの言ったことを、そのまま受け取りました」という確認です。ここで相手が「そう、それで」と続けられれば、聞けています。
1日1つの練習のしかた
- 月・水:言い換えだけ。1回の会話で、1回でいい
- 火・木:沈黙だけ。質問のあと、5秒数える
- 金:相づちを、短くする。意見を挟まない
全部できなくて構いません。1つできた日が、1日あれば足ります。
やってしまいがちなこと
- 相手の話に、自分の経験を重ねる。「私もそうだった」は、共感のつもりで、話の持ち主を奪います
- 結論を先取りする。「それは〜ってことだよね」と締めると、続きが出てこなくなります
- メモを取りすぎる。顔を上げる回数を、増やします
まとめ
- 傾聴は、相づち・言い換え・沈黙の3つに分ける
- 言い換えは、評価や助言を足さずに、1文で返す
- 練習は1日1つ。できない日があってよい