How to
部下へのフィードバックは、事実・影響・次の一手の順に言う
「ちゃんとやって」「もう少し頑張って」。言った本人は、伝えたつもりです。けれど言われた側は、何をどう直せばいいのか、分かっていません。
日常のフィードバックは、評価面談のような場ではなく、仕事の途中で、短く、事実で言うほうが効きます。次の順番を使います。
事実・影響・次の一手
- 事実:何が起きたかを、見たまま言う。評価や推測を入れない
- 影響:それで、何が起きたか。誰が困ったか、何が増えたか
- 次の一手:次から、何をするか。1つだけ
この形は、状況・行動・影響を伝える SBI という型に近いものです。名前を覚える必要はありません。順番だけ使います。
例文
直してほしいとき
- 「昨日の見積書、単価が前回のままだった。(事実)お客様が先に気づいて、確認の電話が1本増えた。(影響)出す前に、前回の単価と照らしてから送ってほしい。(次の一手)」
よかったことを伝えるとき
- 「資料の冒頭に、結論が1行書いてあった。(事実)会議が5分で本題に入れた。(影響)次の資料も、同じ形でお願いします。(次の一手)」
ほめるときも同じ形です。「いいね」だけでは、何を続ければいいか伝わりません。
タイミングと場所
- 早く。できれば当日か翌日。数週間たつと、事実が曖昧になります
- 1対1で。人前で直すと、内容より恥ずかしさが残ります
- 1回に1つ。気になることが3つあっても、今日は1つだけ
言わないほうがいいこと
- 人格に触れる言葉。「だらしない」「やる気がない」は、事実ではなく評価です
- 「いつも」「全然」。1回の出来事を、全体の評価に広げてしまいます
- ほかの人との比較。比べると、中身より順位が残ります
まとめ
- 日常のフィードバックは、事実・影響・次の一手の順に、短く言う
- ほめるときも、同じ形にする
- 早く、1対1で、1回に1つ
- 人格・「いつも」・比較は使わない