How to
役割と責任があいまいなチームで、先に文章にしておく4つのこと
会議で決まったはずのことが、動かない。「誰がやるんだっけ」と、あとから聞かれる。
こうしたとき、人の相性や、やる気の問題に見えます。でも多くの場合は、誰が何を決めて、誰が責任を持つのかが、書かれていないだけです。
組織の混乱を、人の感情ではなく、ルール・役割・評価・責任の曖昧さとして見る考え方があります(識学の公式サイトでも、役割に基づいた関係や、評価基準の明確化が示されています)。この見方を、現場で使える形にします。
先に文章にする4つのこと
- 判断者:この件を、誰が決めるのか。意見を言う人と、決める人を分ける
- 担当者:誰が、手を動かすのか。複数人の名前は並べず、1人にする
- 期限:いつまでに、終えるのか。日付で書く
- 終わった状態:どうなったら、完了と言えるのか
書き方の例
- 判断者:課長
- 担当者:山田
- 期限:10月31日
- 完了の状態:お客様2社に、見積もりを送付済み
この4行があるだけで、「誰がやるんだっけ」は、ほぼ起きなくなります。
役割と権限を分ける
責任を持つ人が、判断できる範囲を持っていないと、動けません。
- 担当者には、「ここまでは、確認なしに決めてよい」という範囲を伝える
- 範囲を超えるときだけ、判断者に聞く
「何でも聞いてください」は、判断者の負担を増やします。聞くべきことの線引きを、先に渡します。
揉めたときの戻り先
揉めたら、書いた4行に戻ります。
- 判断者は、誰か
- 担当者は、誰か
- 期限は、いつか
- 終わった状態は、何か
感情の話から、書いたことの確認に戻せます。
やってしまいがちなこと
- 担当者を、複数にする。「みんなで」は、誰も責任を持たなくなります
- 口頭で済ます。あとで、記憶が揃いません
- 決めすぎて、窮屈になる。範囲は、小さく始めて、広げます
まとめ
- 揉める原因は、判断者・担当者・期限・終わった状態が書かれていないこと
- 4行の文章にして、1人の担当者を決める
- 任せる範囲を、先に渡す