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「嫌われる勇気」の次に読むアドラー心理学の本、順番と選び方
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『嫌われる勇気』を読み終えると、次の1冊を探したくなります。アドラー心理学の本は、同じ著者の続編、入門書、原典と、種類が違います。
この4冊は、どれから読んでも読めます。ただ、何を確かめたいかで、次の1冊が決まります。
4冊の位置づけ
| 本 | 形 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 嫌われる勇気 | 哲人と青年の対話 | 最初の1冊。物語として入れる |
| 幸せになる勇気 | 同じく対話 | 前作の続編。分かったあと、実践で壁にぶつかる側 |
| アドラー心理学入門 | 単著の解説(新書) | 考え方を、解説の形で整理し直す |
| 人生の意味の心理学 | アドラー本人の著作(上下) | 解説書の元。いちばん難しめ |
いまの状況から選ぶ
- 考え方は分かったが、実際の人間関係では使えていない。→『幸せになる勇気』。前作の考え方を、実践で使おうとして起きる壁を扱う巻です
- 対話形式で一度読んだが、頭のなかで整理できていない。→『アドラー心理学入門』。解説の形で、もう一度組み直せます
- 要約や解説を通さずに、元の言葉を確かめたくなった。→『人生の意味の心理学』。これは最後です
迷ったら、先に『幸せになる勇気』です。同じ対話形式で続くので、前作と同じ読み方のまま進めます。ただし、前作を読んでから時間が空いて、内容を忘れているなら、先に『アドラー心理学入門』で整理し直してから進むほうが入りやすいはずです。
読む順番の目安
- 嫌われる勇気 … 入口。課題の分離だけ持ち帰れば足ります
- 幸せになる勇気 … 続編。実践の側へ
- アドラー心理学入門 … 整理し直し。順番は前後しても構いません
- 人生の意味の心理学 … 原典。解説書を読み終えてから
1冊ずつ
嫌われる勇気
こんな夜に。家に帰っても仕事のことを考えてしまうとき。人間関係で消耗していて、相手の評価が頭から離れないとき。
アドラー心理学を、哲人と青年の対話で解説した本です。実務で使えるのは課題の分離。相手がどう思うかは相手の課題だ、と線を引けると、持ち帰る量が減ります。反論役の青年が読者の代わりに食い下がるので、納得しないまま進まずに済みます。
合わないかもしれない人:結論だけ知りたい人。承認欲求の否定に反発が出る人。
幸せになる勇気
こんな夜に。『嫌われる勇気』を読んで納得したのに、実際の人間関係では使えていないとき。
前作の3年後、青年が「アドラーを捨てるべきか」と迷っていると打ち明けるところから始まる続編です。分かったのにできない、という段階を扱います。前作と同じ対話形式です。
合わないかもしれない人:前作を読んでいない人。対話形式が冗長に感じられた人。
アドラー心理学入門 よりよい人間関係のために
こんな夜に。対話形式で一度読んだが、考え方を整理し直したいとき。
岸見一郎さん自身の文章で、アドラー心理学を解説した新書です。192ページで、読み切れます。古賀史健さんが感銘を受けたことが、『嫌われる勇気』の企画につながったと紹介されています。
合わないかもしれない人:物語のように読みたい人。原典を読みたい人。
人生の意味の心理学
こんな夜に。解説書や対話形式の本で触れた考え方を、アドラー本人の言葉で確かめたいとき。
アドラー本人の著作の翻訳です。解説書で要約された言い回しが、原典ではどの文脈で語られているかが分かります。
合わないかもしれない人:入門書を読んでいない人。解説書より難しめです。すぐ使える手順を求める人。
どの本でも共通する読み方
- 全部を受け入れなくていい。アドラー心理学の主張には賛否があります。合わない部分があっても、読む価値は落ちません
- 持ち帰るのは、1つ。どの本でも、いま悩んでいる1つの場面に当てはめて使えれば足ります
- 気を抜いて読む。どうにもならない時期ほど、力を入れすぎないほうがいい
まとめ
- 最初は『嫌われる勇気』。続きは、実践の側なら『幸せになる勇気』、整理なら『アドラー心理学入門』
- 『人生の意味の心理学』は、解説書を読んでから
- 全部読む必要はない。いまの状況に近い1冊で足りる