How to
お客様の「困りごと」を掘る質問。要望の手前にある課題を聞く
「見積もりをお願いします」と言われて、見積もりを出す。それで終わる。
要望に答えるのは、大事です。ただ、それだけだと、他社と比べられて、価格で選ばれやすくなります。
高い付加価値を出すことで知られる企業の営業では、商品を売るだけでなく、お客様の潜在的な課題を掘り起こして提案する、と公開情報で説明されています。この姿勢は、規模に関係なく、一部を取り入れられます。
要望と課題は、別のもの
- 要望:「この機械を、もう1台欲しい」
- 課題:「夜間の不良が増えて、検査の人手が足りない」
要望に答えるだけでは、課題は残ります。課題が分かると、提案の幅が広がります。
課題を掘る質問の順番
- 状況:「今は、どのように運用されていますか」
- 困りごと:「いちばん手間がかかっているのは、どこですか」
- 影響:「それが続くと、何が起きますか」
- これまでの対策:「これまで、何か試されましたか」
- 理想:「どうなれば、いちばん助かりますか」
聞き方のコツ
- 答えを急がない。途中で提案を挟むと、課題が出なくなります
- 数字を聞く。「月に何件」「何時間」と聞くと、課題の大きさが見えます
- 相手の言葉で、書き留める。提案書に、その言葉を使います
要望を、否定しない
「本当は、別のものが必要です」と、最初から言うと、反発を受けます。
- 要望を、一度受け止める
- 課題を聞く
- 要望と課題をつなげて、「この要望の背景には、〇〇があるように思います。〇〇も含めて考えてよいですか」と聞く
まとめ
- 要望と課題は別。課題が分かると、提案の幅が広がる
- 状況・困りごと・影響・これまでの対策・理想の順に聞く
- 要望は否定せず、背景を確認する