How to
職場で断れない人のための、アサーションの言い方。事実・気持ち・提案の順
頼まれると、断れない。引き受けたあとで、「なぜ、あのとき言えなかったのか」と考える。逆に、断ったら断ったで、言い方がきつくなって、あとで気まずくなる。
断れないのは、気が弱いからとは限りません。角の立たない言い方を、持っていないだけのことが多いです。そのための型が、アサーションです。
アサーションとは
アサーションは、自分の意見や気持ちを、相手も尊重しながら、率直に伝える言い方のことです。次の3つの言い方と並べると分かりやすくなります。
- 受け身:言いたいことを飲み込む。「大丈夫です、やります」
- 攻撃的:相手のことを考えず、言い切る。「無理です。そんなの」
- アサーティブ:自分の事情を伝え、相手にも選択肢を残す
事実・気持ち・提案の順に言う
- 事実:いまの状況を、見たまま言う。「今週は、A案件の締切が金曜で、手が回りません」
- 気持ち:短く添える。「お力になりたいのですが」
- 提案:代わりにできることを言う。「来週の水曜以降なら、お受けできます」
この順にすると、「断る」より「調整する」形になります。相手は、断られたのではなく、別の案をもらったと受け取りやすくなります。
場面別の言い方
- 追加の仕事を頼まれたとき:「いま、〜を抱えていて、すぐには難しいです。〜日以降なら、できます」
- 会議の予定を入れられたとき:「その時間は、〜の対応があります。前後30分でしたら、参加できます」
- 無理な期限を言われたとき:「その期限だと、〜までしかできません。どちらを優先しますか」
やってしまいがちなこと
- 謝りすぎる。「申し訳ありません」を何度も言うと、断ることが悪いことになります。1回で足ります
- 理由を並べる。理由が多いほど、「それなら、こうすれば」と返されます。事実は1つに絞ります
- 代案なしで、断る。断るだけだと、関係が止まります。何か1つ、代わりを出します
まとめ
- 断れないのは、言い方を持っていないだけのことが多い
- 事実・気持ち・提案の順に言うと、断るが調整になる
- 謝るのは1回。理由は1つ。代案を添える