How to
振り返りが犯人探しになるとき、事実と仕組みに戻す
振り返りを始める。「あの判断が、遅かった」「確認が、足りなかった」と、誰かの名前が出る。空気が重くなる。次の週から、報告が減る。
犯人探しの振り返りは、1回で、次の振り返りを難しくします。話せば責められる、と学ぶからです。
なぜ、犯人探しになるのか
- 結果が悪いと、原因を、人に結び付けたくなる
- 司会が、「誰が」を最初に聞いてしまう
- 事実を並べる前に、意見が出てしまう
事実と仕組みに戻す質問
「誰が」ではなく、「何が、起きたか」と「何が、そうさせたか」を聞きます。
- ×「誰が、確認を忘れたの?」
- ○「確認が、抜けたのは、どの場面でしたか。そのとき、確認する仕組みはありましたか」
- ×「なぜ、報告しなかったの?」
- ○「報告が遅れたとき、報告しにくい状況はありましたか」
人が悪いのではなく、仕組みに穴があった、という見方に切り替えます。
場の作り方
- 最初に、ルールを言う。「この場は、人の責任を決める場ではない。次に同じことを起こさない仕組みを探す場」
- 事実を、時系列で並べる。意見を出す前に、起きたことを揃える
- 司会は、自分から失敗を話す。「私の判断も、ここが遅かった」と先に言う
- 名前は、ホワイトボードに書かない。「A工程」「確認の場面」のように、役割や場面で書く
仕組みに落とすとき
原因が、人に見えたときも、仕組みの言葉に直して書きます。
- 「担当が、確認を忘れた」→「確認のチェックリストがなかった」
- 「連絡が、遅れた」→「連絡の担当と期限が、決まっていなかった」
それでも、責任の話が必要なとき
振り返りとは別の場で、個別に、静かに話します。全員の前では、行いません。
やってしまいがちなこと
- 振り返りの場で、評価の話をする。本音が、出なくなります
- 結論を、急ぐ。事実が揃う前に、原因を決めると、間違います
- 失敗を、笑い話にする。傷ついている人が、いることがあります
まとめ
- 犯人探しの振り返りは、次の振り返りを難しくする
- 「誰が」ではなく、「何が起きたか」「何が、そうさせたか」を聞く
- 最初にルールを言い、司会が自分の失敗を先に話す