How to
心理的安全性を、管理職が今日からできる形にする。最初の一手は、否定しない返し方
「心理的安全性を高めてほしい」。そう言われても、何をすればいいのか分からない。研修を受けても、翌日の職場は変わらない。
この言葉を整理しておきます。心理的安全性とは、チームの中で、対人関係のリスクを取っても大丈夫だと、メンバーが共有している信念のことです。ハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授が、1999年の研究で提唱しました。
ぬるま湯とは、違います
仲良しで、何も言わないチームのことではありません。基準は下げず、言いにくいことが言える状態です。「居心地がいいこと」と「安全であること」は別です。
管理職が、今日からできる3つ
- 悪い報告への、最初の一言を決める。「できませんでした」「間違えました」と言われたとき、最初に出す言葉を1つ決めておきます。「教えてくれて、ありがとう」。そのあとで、何が起きたかを聞きます
- 自分から、間違いを先に言う。自分が間違えたとき、取り繕わずに「ここ、間違えていました」と先に言います。立場が上の人が先に言うと、下の人が言いやすくなります
- 会議の終わりに、1人ずつ聞く。「何か意見はありますか」と全員に聞くと、黙ります。「別の見方があれば、1つずつ聞かせてください」と、順番に聞きます
逆効果になること
- 「何でも言ってくれ」と言うだけ。言った人が、あとで不利になった経験があれば、言いません。言った人のその後が、一番見られています
- 悪い報告に、ため息をつく。表情で伝わります。最初の一言を決めておくのは、そのためです
- 一度に変えようとする。3つを全部始めなくても、1つで足ります
まとめ
- 心理的安全性は、ぬるま湯ではなく、基準を保ったまま言える状態
- 悪い報告への最初の一言を決める
- 自分の間違いを、先に言う
- 会議の終わりは、全員にではなく、1人ずつ聞く