How to
萎縮したチームに、発言を取り戻す4週間の進め方
萎縮したチームは、1回の話し合いでは、戻りません。時間をかけて、安全を積み上げます。1週間に1つだけ、行動を足す4週間の進め方です。
第1週:受け取る
やること:発言が出たら、内容に関係なく、最初に「受け取る」一言を返す。
- 「そう考えているんですね」
- 「教えてくれて、ありがとう」
賛成か反対かは、そのあとです。この週は、反論しないと決めます。
第2週:返事をする
やること:出た意見に、必ず返事をする。採用でも、却下でも、保留でもよい。
- 「それは、来月、試す」
- 「それは、いまは難しい。理由は、こう」
- 「少し考える。金曜に、返事する」
無視をなくすことが、目的です。
第3週:小さく動く
やること:出た意見のうち、1つだけ、すぐ実行する。
- 会議の時間を5分短くする
- 資料の様式を1つ変える
小さくても、意見で動いたという事実が、次の発言につながります。
第4週:動いたことを、見せる
やること:動いた結果を、全員に報告する。
- 「先週、〇〇さんの意見で、△△を変えた。結果は、こうだった」
名前を出すのは、本人の同意を取ってから。出さない形でも構いません。
4週間の間に、やらないこと
- 犯人探しをしない。過去の萎縮の原因を、誰かの責任にしない
- 無理に発言を求めない。指名して、答えさせることは避ける
- 評価に、すぐつなげない。まず、安全を作る
途中で、起きること
- 最初の2週間は、反応が薄いのが普通です
- 発言が出ても、質は粗いことが多い。それでも、受け取ります
- 戻りかけたときに、強く否定すると、また黙ります
4週間のあと
- 月に1回、「発言しやすいか」を、1行で聞く
- 続けるものを、1つ決める
まとめ
- 萎縮は、1回では戻らない。1週間に1つ、安全を足す
- 第1週:受け取る、第2週:返事をする、第3週:小さく動く、第4週:動いたことを見せる
- 犯人探しも、無理な指名も、しない