How to
世代間のズレを、価値観ではなく「前提」で整理する。ズレの表の作り方
「いまの若い人は」「昔の人は」。世代の話にすると、議論が、価値観の押し付け合いになります。
同じ職場で働いていても、前提が違えば、同じ言葉でも、意味が変わります。価値観を変えようとせず、前提のズレを書き出します。
前提のズレ表(3つの軸)
3つの軸に、「自分の前提」と「相手の前提」を並べます。
| 軸 | 自分の前提 | 相手の前提 |
|---|---|---|
| 仕事の時間 | ||
| 上下の関係 | ||
| 仕事の意味 |
軸ごとの、ズレやすい前提
仕事の時間
- 前提A:成果が出るまで、時間は使うもの
- 前提B:決まった時間で、決まった成果を出すもの
上下の関係
- 前提A:上が決めて、下は従うもの
- 前提B:役割が違うだけで、意見は対等に言うもの
仕事の意味
- 前提A:会社に貢献することが、自分の価値
- 前提B:自分の成長や、生活が先にある
どちらが正しいかは、決めません。前提が違うことを、見える形にするのが目的です。
ズレ表の使い方
- 気まずくなった場面を、1つ決める(例:残業を頼んだとき)
- 3つの軸で、自分の前提と、相手の前提を書く(相手は、予想で構わない)
- 相手の前提を、本人に確かめる。「私は、こう考えていました。〇〇さんは、どうですか」
- 共通の前提を、1つだけ作る(例:「繁忙期の1か月だけは、残業を頼む。その前に、理由と期間を伝える」)
確かめるときの注意
- 相手の前提を、決めつけない。予想は、確認するための仮説です
- 「若い人は」「年配の人は」と、一般化しない。個人で聞く
- 共通の前提は、小さく作る。全面的に合わせようとしない
まとめ
- 世代間のズレは、価値観ではなく、前提の違いとして整理する
- 仕事の時間・上下の関係・仕事の意味の3軸で、ズレ表を作る
- 相手の前提を確かめ、共通の前提を1つだけ作る