How to
中間管理職の板挟みの例5つ。上と下の言い分を、先に並べて整理する
中間管理職の板挟みは、具体的な場面で見ると、整理しやすくなります。
「つらい」と感じる場面は、実は似ています。上の言い分と、下の言い分が、どちらも正しいときです。
よくある5つの場面
- 期限:上は「今月中に」。下は「人手が足りない」
- 方針:上は「新しいやり方に変える」。下は「今のやり方で回っている」
- 評価:上は「差をつけろ」。下は「みんな頑張っている」
- 残業:上は「生産性を上げろ」。下は「終わらないから残る」
- 異動:上は「人を出してほしい」。下は「いま抜けると困る」
並べて整理する
場面ごとに、3行で書きます。
- 上の言い分:何を、なぜ求めているか
- 下の言い分:何が、なぜ難しいか
- 自分の判断:どこなら動かせるか
例:期限の場面
- 上の言い分:今月中に新しい仕組みを入れたい。年度の計画に入っている
- 下の言い分:今月は決算対応と重なり、2人欠員で、余力がない
- 自分の判断:入れる範囲を半分にして、月末に半分、来月に残りなら動かせる
書いてみると、どちらも間違っていないことが分かります。そして、自分の判断は、両方の言い分の間にあります。
並べるときのコツ
- 相手を、悪者にしない。「上は分かっていない」と書くと、判断が曇ります
- 事実と、気持ちを分ける。「大変そう」は、気持ち。「2人欠員」は、事実
- 動かせる点を、1つ見つける。期限、範囲、人手、順番のどれかです
上と下に、返すとき
- 上へ:「半分なら、月末にできます。残りは来月でよいでしょうか」
- 下へ:「上は、今月中を求めている。範囲は半分に絞った。ここまでお願いしたい」
どちらにも、相手の言い分を受け取ったことと、決めた範囲を、一緒に返します。
まとめ
- 板挟みの場面は、期限・方針・評価・残業・異動に、だいたい分かれる
- 上の言い分・下の言い分・自分の判断を、3行で並べる
- 動かせる点を1つ見つけて、受け取ったことと一緒に返す