Learning
何を学べばいいか分からないときの、決め方
何か勉強しないとまずい気がする。でも、何をやればいいのか分からない。
そう思って「これからの時代に必要なスキル」みたいな記事をいくつか読んで、結局そのまま数か月が過ぎる。心当たりのある人は多いはずです。
決まらないのは、選択肢が多いからではありません。将来役に立つものを選ぼうとしているからです。それは誰にも分かりません。分からないものを基準にしているので、いつまでも決まりません。
基準を、将来から現在に戻す
入口は3つあります。上から順に見て、当てはまったところで止めてください。
1. いま、毎週詰まっていること
これが最優先です。効果がすぐ出るので、続きます。
- 会議で数字の話になると黙ってしまう
- 資料を作るのに人の倍の時間がかかる
- 英語の資料が来ると、そこで手が止まる
- 部下に任せられず、自分でやってしまう
週に1回以上ぶつかっているものなら、学んだ効果を来週には確認できます。効果が見えるものだけが続きます。
2. 次の場所で要ると分かっているもの
いまは困っていないが、行き先が決まっている場合です。
- 転職を考えている → 求人票を20件見て、応募条件に頻出するものを数える
- 異動や昇格が見えている → その役割の人が何をしているかを聞く
- 役職定年や定年が近い → 会社の外でも通じる形になっているかを確認する
ここでの調べ方は「ランキングを読む」ではなく「実物を数える」です。求人票は無料で読めて、いちばん正直な資料です。
3. どちらもないなら、終わるものを1つ
差し迫った必要がないなら、内容より終わることを優先してください。
目的は知識ではなく、「最後までやった」という実績を作ることです。これがないまま大きいものに手を出すと、また途中で止まります。3か月以内に区切りが来るものを選んでください。
選んだあと、1つだけ決める
何を学ぶかが決まったら、どこで使うかを1つ書いてください。次の会議で1回言う、来月の資料で1か所変える、その程度で構いません。
使う場所を決めていない勉強は、忙しくなった週に必ず後回しになります。急ぎではないからです。
やらないほうがいいこと
- 将来性のランキングで選ぶ。10年後に必要なものは誰にも分かりません。当たっても、続かなければ意味がない
- 複数を同時に始める。どれも中途半端になり、全部やめることになります
- いちばん難しいものから始める。挫折の記憶が残ると、次の1歩が重くなります
- まず情報収集をする。比較記事を読んでいる時間は、勉強していない時間です
まとめ
- 決まらない原因は、分からない将来を基準にしていること
- 入口は、いま詰まっていること → 次の場所で要るもの → 終わるもの、の順
- 週1回ぶつかっているものなら、効果が来週見える
- 行き先があるなら、求人票を20件数える
- 選んだら、使う場所を1つ決めてから始める
このサイトの学び直しの記事
入口が決まったら、次はここから。
- 資格を選ぶ前に決める3つのこと — 資格で行くと決めたなら
- 独学と講座、どちらにするかを決める順番 — 一人で続く自信がないなら
- 平日30分で、勉強を続けるための設計 — 時間が取れないなら
- 40代からの学び直しで、20代と同じやり方をしない — 昔と同じやり方で失敗しているなら
- パソコン作業が遅い人の、ショートカットの覚え直し方 — 資料作成に時間がかかるなら
- 生成AIを仕事で使い始めるときの、最初の一歩 — まだ触れていないなら
- 英語をやり直すとき、最初に決めるのは教材ではない — 英語で止まっているなら
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全部読む必要はありません。いま当てはまるものが、たぶん1つか2つあります。