How to
抽象度の高い仕事を、部下に渡す3段階。目的・制約・成果物の形
「この件、考えておいて」。そう頼んだのに、作業の結果だけが戻ってくる。抽象度の高い仕事は、渡し方で結果が変わります。
なぜ、作業だけが返ってくるのか
- 何を考えるかが、部下に伝わっていない
- どの範囲まで自分で決めてよいか、分からない
- 考えた結果の形が、決まっていない
部下は、分かる範囲の作業から、手をつけます。
3段階の渡し方
1. 目的・制約・成果物の形を、渡す
3つを、セットで渡します。
- 目的:何のための仕事か
- 制約:期限、予算、守ること
- 成果物の形:1枚、3つの案、3行の結論など
例
- 悪い例:「来期の改善案を、考えておいて」
- 良い例:「来期の残業を減らすための案を、3つ、1枚で出してほしい。費用は10万円以内、来月10日までに。各案の効果と手間を並べてほしい」
2. 途中で、確認する
3割の時点で、方向を確認します。
- 「今、どんな視点で考えている?」
- 方向がずれていれば、早く直す
3. 型を、一度渡す
整理の型を、初めに見せます。
- 前回の成果物の例
- 「課題、原因、案の順で並べて」
型があると、考える部分に集中できます。
段階的に上げる
抽象度は、一段ずつ上げます。
- 最初:目的と形を、はっきり渡す
- 慣れたら:形は任せる
- さらに:目的も一緒に考える
渡したあとの姿勢
- すぐ答えを教えない。「どう考えた?」と聞く
- 結果の良い点を、先に伝える
- 失敗は、次の渡し方の材料にする
まとめ
- 抽象度の高い仕事は、目的・制約・成果物の形を渡す
- 3割の時点で確認し、型を一度見せる
- 一段ずつ、抽象度を上げる