How to
遅刻が多い社員への対応。理由を聞く前に、事実と基準をそろえる
遅刻の注意を、何度も繰り返している。それでも、変わらない。そんなときは、対応の順番を変えます。
先にやること:事実を表にする
感覚ではなく、事実で整理します。
- 過去3か月の、遅刻の日付と、遅れた分数
- 事前の連絡が、あったか、なかったか
- 曜日や、シフトとの関係
表にすると、「毎週月曜」「連絡なし」など、パターンが見えます。
面談の4ステップ
- 事実を伝える:「過去3か月で、遅刻は9回。そのうち6回は、連絡がありませんでした」
- 基準を伝える:始業時刻と、連絡のルール
- 事情を聞く:責めずに、「何か、困っていることはありますか」
- 次の一手を決める:いつまでに、何をどう変えるか
事情を聞くのは、3番目です。先に聞くと、言い訳の話に流れやすくなります。
事情の可能性にも、目を向ける
遅刻の背景には、さまざまな理由があります。
- 体調や睡眠の問題
- 家庭の事情(介護、育児)
- 通勤や勤務時間との相性
- 本人の特性による、時間管理の難しさ
本人が話したことは、勝手に広げないようにします。必要なら、産業医や、社内の相談窓口に、つなぎます。
約束を、小さくする
「今後、遅刻しないように」では、曖昧です。
- 「遅れそうなときは、始業の30分前までに、LINEで連絡する」
- 「2週間は、毎朝、出勤時に一声かける」
守れたかどうかが、事実で見える約束にします。
記録を残す
- 面談の日付、内容、決めたことを、短くメモする
- 本人にも、内容を確認してもらう(メール1通で足ります)
あとで、「言った、言わない」になるのを防ぎます。
段階を上げるとき
約束を決めても、変わらないとき。
- 口頭の注意から、書面での注意へ
- 人事や、上司に相談する
- 懲戒や、配置の変更が視野に入るときは、社会保険労務士や、弁護士に相談する
懲戒や解雇は、手続きに決まりがあります。自分だけで進めないでください。
まとめ
- 遅刻は、事実を表にして、基準を伝え、事情を聞き、次の一手を決める
- 約束は、守れたかが事実で見える形にする
- 記録を残し、段階を上げるときは、専門家に相談する