How to
抽象度を上げ下げする練習。「つまり」と「たとえば」を往復する
抽象度の高い仕事が苦手な人は、考える力が足りないのではありません。往復の練習をしていないだけです。
抽象と具体
- 具体:目に見える、1つの事例(「Aさんに、メールを送った」)
- 抽象:いくつかの事例に共通する型(「報告は、早いほど良い」)
仕事の力は、両方を行き来できることです。
3つのステップ
1. 「つまり」で、上げる
具体的な出来事を、一段上に持ち上げます。
- 「Aさんの報告は、早かった」
- つまり、「早い報告は、判断の余地を残す」
2. 「たとえば」で、下げる
抽象的な言葉を、具体に戻します。
- 「判断の余地を残す」
- たとえば、「納期が遅れそうなとき、前日に伝えれば、人を足す選択ができる」
3. 別の具体で、試す
上げた型が、他の場面でも使えるか、試します。
- 「顧客への連絡でも、早いほど、選択肢が残るか」
- 当てはまらなければ、型を直す
日常でできる練習
1日1つ、「つまり」を書く
仕事で起きたことを、1行で書き、「つまり」を付けます。
- 「会議で、数字の根拠を聞かれた。つまり、数字には、出所がいる」
他人の資料を、1行にまとめる
読んだ資料を、1行で言い直します。
一段ずつ
いきなり、高い抽象度に上がらず、一段ずつ上げます。
気をつけること
- 抽象化は、事実を切り捨てることでもあります。必ず、具体に戻して確かめる
- 抽象的な言葉だけで話すと、相手に伝わらない
まとめ
- 抽象度は、つまりで上げ、たとえばで下げる往復で鍛える
- 上げた型は、別の具体で試す
- 日常で、1日1つ、つまりを書く