定年後に、月数万円を稼ぐ道を、経験から探した課長の話
大きく稼ぐ必要は、なかった。小さな収入と、役割が、暮らしを、変えると、知った。
読むStory
通信会社の、営業課長、岸本は、ある朝、病院から、電話を、受けた。
母が、自宅で、倒れた。
幸い、命に、別状は、なかった。
だが、退院後は、一人暮らしは、難しいと、言われた。
岸本は、頭が、真っ白に、なった。
介護が、始まる。
仕事は、どうする。
辞めるしか、ないのか。
その夜、岸本は、同期に、電話した。
同期は、言った。
「辞める前に、制度を、確認しろ。会社にも、地域にも、ある」
岸本は、翌日、人事に、相談した。
「介護休業と、介護休暇が、あります。短時間勤務や、時差出勤も、使えます」
知らなかった。
次に、母の住む、市の、地域包括支援センターに、行った。
無料の、総合相談窓口だった。
担当者は、丁寧に、教えてくれた。
要介護認定の、申請。
ケアマネジャーの、紹介。
利用できる、サービス。
「一人で、抱えないでくださいね」
岸本は、少し、涙が、出そうに、なった。
その夜、兄にも、電話した。
「母の、介護の、分担を、話したい」
兄は、言った。
「費用は、俺も、出す。週末は、俺が、通う」
岸本は、上司に、早めに、伝えた。
「親の介護が、始まります。しばらく、時差出勤と、時々の、休暇を、お願いしたいです」
上司は、頷いた。
「仕事の、引き継ぎを、整えよう。使える制度は、全部、使え」
岸本は、仕事を、整理した。
部下に、一部を、任せた。
三か月後、母は、デイサービスと、ヘルパーを、利用して、自宅で、過ごせるように、なった。
岸本は、仕事を、辞めなかった。
手帳に、書いた。
辞める前に、制度を、確認する。
その下に、足した。
一人で、抱えない。早めに、相談する。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
Stories
キャリアの話を先に並べています。
大きく稼ぐ必要は、なかった。小さな収入と、役割が、暮らしを、変えると、知った。
読む「遅刻するな」では、変わらなかった。「一か月で、半分に」と、本人が決めたら、動き出した。
読む怠けだと思っていた。聞いてみると、三か月、眠れていなかった。叱らずに、よかった。
読む遅刻する本人以外の、周りも、見ていた。不満を放置したら、チームの空気が、変わっていた。
読む目立つ日だけ、覚えていた。記録を取ると、週二回の、決まった曜日に、遅れていた。
読む立派な遺言は、重い。連絡先、お金の所在、医療の希望。三ページから、始めた。
読む全員の納得は、無理だった。目指したのは、理解と、受け止める時間を、渡すことだった。
読むどちらかに従えば、もう一人に、責められる。決めるのは、自分ではなかった。
読む悩みのテーマ