情報システム課長が、「いつもの警報」を、今日は確認した話
何度も鳴って、何も起きなかった警報だった。今日だけ、見に行くことにした。
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流通会社の、課長、日比野は、表計算が、苦手だった。
資料は、部下が、作る。
自分は、見るだけ。
ある日、役員に、聞かれた。
「先月の、欠品の、傾向は、どうなっている」
日比野は、答えられなかった。
資料は、あった。
ただ、数字の、羅列で、傾向が、見えない。
その夜、日比野は、研修の、動画を、見た。
関数。参照。ピボット。
見ている間は、分かった気がした。
翌朝、何も、思い出せなかった。
部下の、松岡が、言った。
「課長、自分の、部署の、データで、やるほうが、早いですよ」
日比野は、頷いた。
問いを、一つ、決めた。
この三か月で、何の欠品が、増えたか。
データを、開いた。
月別に、合計する。
折れ線グラフに、する。
ピボットで、商品別に、並べ替える。
分かった。
飲料の、欠品が、六月から、増えている。
報告は、三つの、形で、まとめた。
結論、一行。
グラフ、一枚。
次の、行動、一つ。
「飲料の欠品は、六月から、増加。発注の、頻度を、週二回から、週三回に、変更を、提案します」
役員は、頷いた。
「分かりやすい」
手帳に、書いた。
学ぶなら、自分の、仕事の、数字で。
その下に、足した。
報告は、結論、グラフ、次の行動。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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