悩みのテーマ プロジェクトの振り返り 関連 認知バイアス・ファスト&スロー・行動経済学

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部品商社の課長が、「だから言ったのに」を、封印した日の話

部品商社 課長・40代後半 学び直し

部品商社の、課長、内田は、反省会で、つい、言った。

「だから、言ったのに」

納期が、一週間、遅れた。

原因は、仕入先の、生産の、遅れ。

担当の、早川は、うつむいた。

「申し訳ありません。気づけなくて」

内田は、続けた。

「兆候は、あっただろう。なぜ、気づかなかった」

会議室が、静まり返った。


夜、内田は、自分の、言葉を、思い返した。

兆候は、あっただろう。

本当に、そうか。

自分は、事前に、気づいて、いたか。

当時の、メールを、見返した。

仕入先から、「順調です」と、連絡が、来ていた。

自分も、その、メールを、見て、安心していた。

結果を、知ってから、見ると、兆候に、見える。

当時は、見えなかった。

後知恵バイアス。


翌週、内田は、もう一度、会議を、開いた。

「責めるためでは、ありません。あの時点で、私たちに、何が、見えていたか、書き出しましょう」

ホワイトボードを、二つに、分けた。

左は、「当時、見えていた、情報」。

右は、「後から、分かった、情報」。

左には、仕入先の、順調ですという、連絡が、あった。

右には、仕入先が、別の、大口案件を、抱えていた。


早川が、言った。

「あの会社の、他の顧客の、状況は、こちらから、見えないです」

内田は、頷いた。

「では、見えるように、するには、どうする」

出た、案は、三つ。

発注の、一週間前に、進捗を、数字で、確認する。

仕入先を、二社に、分ける。

遅れの、報告を、早く、出した人を、評価する。


次の、案件では、一週間前の、確認で、遅れの、兆候が、見つかった。

別の、仕入先に、切り替えて、納期は、守れた。

内田は、手帳に、書いた。

結果を、知ってからの、分かっていたは、当てにならない。

その下に、足した。

責める前に、当時の情報を、見る。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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