倉庫会社の課長が、先月の失敗だけで、部下を評価しかけた話
思い出せることと、起きたことは、違う。記録が、それを、教えてくれた。
読むStory
人材サービス会社の、課長、片山は、採用面接を、よく、担当していた。
その日の、応募者は、堂々と、話した。
声が、通る。例え話が、うまい。
片山は、面接ノートに、書いた。
評価、五点満点中、五点。
同席した、若手の、堀田は、少し、違う、顔をしていた。
「課長、あの人、五点ですか」
面接後、堀田が、言った。
「話し方は、五点だと、思います。ただ、前職での、実績の、説明が、あいまいで」
片山は、驚いた。
「そうだったか」
「数字を、聞いたら、チームの、成果だと、答えていました」
片山は、はっとした。
ハロー効果。
一つの、目立つ、特徴が、全体の評価を、引き上げる。
自分は、話し方で、全部を、決めていた。
片山は、評価の、やり方を、変えた。
評価シートを、作った。
話し方。実績の具体性。仕事の進め方。協調性。入社後の意欲。
それぞれ、五点満点。
面接官は、別々に、採点して、あとで、見せ合う。
最初の、応募者を、再評価した。
話し方は、五点。実績は、二点。
進め方は、三点。
次の、面接で、もう一人の、応募者に、会った。
話は、とつとつと、していた。
でも、実績を、聞くと、数字を、すらすら、答えた。
失敗の話も、した。
「その時は、こうしました」
片山の、シートに、実績、五点。進め方、五点。話し方、三点。
堀田の、点数も、近かった。
その人を、採用した。
半年後、顧客からの、評判が、よかった。
片山は、手帳に、書いた。
一つの印象で、全体を、決めない。
その下に、足した。
点数は、項目ごと。見る人は、複数。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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評価・給料の話を先に並べています。
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