人事課長が、生成AIに任せる三つの作業を決めて、残業が減った話
全部を任せようとして、失敗した。下書き、要約、言い換えから始めたら、続いた。
読むStory
情報サービス会社の、情報システム課長、安田は、毎週のように、鳴る、警報を、見ていた。
サーバーの、ディスク使用量の、警報。
いつも、数時間で、止まる。
何も、起きない。
部下の、岡部が、言った。
「また、鳴っています」
安田は、画面を、見ずに、答えた。
「いつものことだ」
その夜、安田は、本を、読んでいた。
正常性バイアス。
異常が、起きても、いつもの範囲だと、思い込む。
そして、動くのが、遅れる。
安田は、はっとした。
警報を、最後に、きちんと、確認したのは、いつか。
思い出せなかった。
翌朝、安田は、岡部に、言った。
「今日は、ログを、確認しよう」
二人で、ログを、開いた。
使用量は、確かに、数日前より、上がっていた。
ただ、それ以上に、気になる、記録が、あった。
ディスクの、読み書きの、エラー。
小さな、数だが、増えていた。
業者に、連絡して、診断を、依頼した。
ディスクが、故障の、兆候を、示していると、言われた。
すぐに、バックアップを、確認した。
最新の、バックアップが、二日前だった。
安田は、冷や汗が、出た。
その日のうちに、ディスクを、交換した。
一週間後、元のディスクを、検査すると、完全に、壊れる、直前だった。
放置していたら、データが、失われていた。
安田は、岡部に、頭を、下げた。
「あの警報を、見過ごしていた」
岡部は、首を、振った。
「確認を、提案できなくて、すみません」
安田は、手帳に、書いた。
いつものことは、いつもではなくなる。
その下に、足した。
軽く確認できるなら、動く。空振りは、責めない。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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