課長が匿名の三問で部下に聞いたら、「ため息」と書かれていた話
自分では、丁寧に、指示しているつもりだった。部下が書いたのは、課長の、ため息だった。
読むStory
医薬品卸会社の、営業課長、三宅は、毎晩、反省していた。
風呂の中で。布団の中で。
今日の、あの一言。
あの、対応。
三十分以上、考える。
だが、翌日、同じような、ミスを、した。
三宅は、思った。
反省が、足りないのか。
先輩の、課長に、言われた。
「反省は、何を、変えるために、している」
三宅は、答えに、詰まった。
先輩は、続けた。
「反省と、後悔と、自責は、別だ」
反省は、次の行動を変える。
後悔は、あの時こうしていればと、思い続ける。
自責は、人格を責める。
三宅の、夜は、後悔と、自責が、ほとんどだった。
その夜、三宅は、ノートを、開いた。
事実。何が、起きたか。
顧客への見積もり提出が、約束の日より、一日、遅れた。
気づき。なぜ、起きたか。
別の案件の、対応で、見積もりを後回しにした。
期限の、前日に、確認する仕組みが、なかった。
次の一手。
期限の前日に、通知が出るよう、カレンダーに、入れる。
十分で、終わった。
三宅は、ノートを、閉じた。
三十分の、自責は、なかった。
翌日、カレンダーに、通知を、設定した。
一週間後、期限前の、通知で、遅れそうな案件に、気づけた。
三宅は、手帳に、書いた。
反省は、次の行動を、変えるため。
その下に、足した。
事実、気づき、次の一手。十分で、終える。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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