悩みのテーマ 反省のしかた・直すことと気にしないこと

Story

自分で気づいた反省と、他人にしか見えなかった癖の話

電子機器メーカー 設計課長・40代前半 学び直し

電子機器メーカーの、設計課長、白井は、毎日、反省していた。

資料の、誤字。

説明の、順番。

提出の、遅れ。

自分で、気づける点は、直してきた。

ところが、会議では、部下が、あまり、発言しない。

白井は、困っていた。

理由が、分からない。

自分は、何も、悪くないと、思っていた。


同期の、課長に、相談した。

同期は、言った。

「君の会議、一度、見てもいいか」

翌週、同期は、白井の会議に、同席した。

終わった後、同期は、メモを、見せた。

「君は、部下の発言の途中で、うなずきながら、結論を、先に言っている」

白井は、驚いた。

「それは、話を、早く進めるために」

「部下には、聞く気がない、ように、見える」


もう一つ、あった。

「質問した後、二秒で、自分で、答えている」

白井は、言葉が、出なかった。

自分では、親切のつもりだった。

部下が、答えを、探している間に、助け舟を、出していた。

だが、部下には、考える時間が、なかった。


白井は、次の会議で、変えた。

質問した後、五秒、待つ。

発言の途中で、うなずきながら、結論を、言わない。

最後まで、聞く。

三回目の会議で、若手の、一人が、初めて、自分から、手を挙げた。

「少し、別の案が、あるのですが」

白井は、手帳に、書いた。

自分では、見えない癖が、ある。

その下に、足した。

他人の目で、補う。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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