課長が匿名の三問で部下に聞いたら、「ため息」と書かれていた話
自分では、丁寧に、指示しているつもりだった。部下が書いたのは、課長の、ため息だった。
読むStory
通信会社の、法人営業課長、中川は、新年に、決めた。
毎晩、三十分、反省日記を、書く。
一日目、一ページ、書いた。
二日目、半ページ。
三日目、疲れて、書かなかった。
その後、ノートは、机の、奥に、しまわれた。
同僚の、課長に、言った。
「続かないんだ。意志が、弱くて」
同僚は、笑った。
「一分に、したら」
「一分」
「三つの、問いに、二十秒ずつ、答える」
中川は、半信半疑で、聞いた。
三つの、問い。
今日、良かったこと。
今日、直したいこと。
明日の、一つ。
中川は、ノートの、新しい、ページに、書いた。
良かったこと。会議で、結論を、先に、言えた。
直したいこと。メールの返信が、夕方に、なった。
明日の一つ。朝一番で、返信を、済ませる。
三行。
一分も、かからなかった。
場所と時間も、決めた。
歯を、磨いた後。
洗面所の、棚に、ノートを、置いた。
歯磨きの、後に、ノートを、開く。
それだけ。
忙しい日は、「良かったこと」だけ。
書けない日は、頭の中で、言うだけ。
一日、抜けても、翌日から、再開した。
一か月後、ノートには、三十行が、並んでいた。
三か月後、傾向が、見えてきた。
メールの、返信の、遅れが、繰り返し、出てきた。
中川は、それを、週次の、テーマに、した。
半年後、ノートは、二冊目に、入った。
中川は、手帳に、書いた。
反省は、一分に、する。
その下に、足した。
続いたものが、効く。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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学び直しの話を先に並べています。
自分では、丁寧に、指示しているつもりだった。部下が書いたのは、課長の、ため息だった。
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