悩みのテーマ 評価の伝え方・後輩の育て方・成長 関連 反省のしかた・直すことと気にしないこと

Story

部下が上司に「直す点を一つだけ」と聞いて、本音が出た話

損害保険会社 営業担当(係長)・30代後半 学び直し

損害保険会社の、営業係長、杉本は、課長に、聞いた。

「私の、改善点は、ありますか」

課長は、少し、考えて、言った。

「特に、ないよ。頑張ってる」

杉本は、礼を言って、席に、戻った。

本当に、ないのか。

それとも、言いにくいのか。

分からなかった。


先輩に、相談した。

「聞き方が、漠然としているんだ」

先輩は、続けた。

「範囲を、絞れ。時期を、選べ。短く、聞け」

杉本は、翌週、試した。

課長が、会議を、一つ終えた後で、五分だけ、時間を、もらった。

「先週の、顧客への、提案の説明で、直す点を、一つだけ、教えていただけますか」


課長は、考えて、答えた。

「そうだな。数字の根拠が、後半に、集中している。最初に、一言入れると、聞き手は、安心する」

杉本は、メモを、取った。

さらに、聞いた。

「早さと、丁寧さでは、どちらを、優先すべきでしたか」

課長は、笑った。

「今回は、丁寧さだな。顧客は、数字を、気にしていた」

具体的な、指摘だった。


杉本は、その場では、反論しなかった。

「ありがとうございます」と、頭を下げた。

一週間、数字の根拠を、冒頭に、入れる、説明を、三回、試した。

一週間後、課長に、報告した。

「教えていただいたことを、三回、試しました。顧客の反応が、変わりました」

課長は、嬉しそうだった。


その後、課長のほうから、声をかけてきた。

「次の、提案、どう組み立てる」

杉本は、手帳に、書いた。

範囲を絞って、聞く。

その下に、足した。

一週間後に、試した結果を、報告する。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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