「気にしない」を先に決めた課長が、夜眠れるようになった話
気にしすぎて、疲れていた。気にしないことを、リストにしたら、頭が、静かになった。
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商社の、営業管理課長、森田は、気になることが、あると、すぐ、動いた。
同僚の、機嫌が、悪ければ、声をかけた。
会議で、気まずい、空気が、あれば、翌日、謝りに、行った。
動くのは、悪いことでは、ない。
だが、動きすぎて、疲れていた。
先輩に、言われた。
「全部、動く必要は、ない。三つの、問いで、切り分けろ」
一つ目。今、動かないと、何が悪化するか。
二つ目。一か月後に、自然に、消えるか。
三つ目。自分が動いて、良くなるか。
森田は、三つの、問題で、試した。
一つ目。会議の、気まずい空気。
動かないと、悪化するか。
しない。
一か月後に、消えるか。
多分、消える。
動いて、良くなるか。
わざわざ謝ると、かえって、蒸し返す。
待つ。
二つ目。取引先への、報告漏れ。
動かないと、悪化するか。
する。信頼が、損なわれる。
一か月後に、消えるか。
消えない。
動くと、良くなるか。
良くなる。
すぐ、連絡した。
三つ目。同僚の、不機嫌。
動かないと、悪化するか。
しない。
本人の事情かも、しれない。
待つ。
二週間後、見直す日を、手帳に、書いた。
二週間後、同僚の、不機嫌は、治っていた。
繁忙期が、終わっただけだった。
森田は、手帳に、書いた。
感情の波は、待てる。
その下に、足した。
期限と信頼は、動く。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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