動くべき問題と、待てばよい問題を、課長が三つの問いで切り分けた話
全部に、すぐ動こうとして、疲れていた。待っても、いいものがあると、知らなかった。
読むStory
製薬会社の、研究開発課長、島田は、役員会で、報告を、していた。
三枚目の、スライドで、頭が、真っ白に、なった。
次の、言葉が、出てこない。
数秒の、沈黙が、会議室に、流れた。
役員の、視線が、集まった。
島田は、一呼吸、置いた。
「失礼しました」
そう、言って、資料を、見た。
そして、続けた。
会議の後、島田は、自己嫌悪に、陥った。
あの、沈黙。
役員の、顔。
一週間、何度も、思い出した。
同僚の、課長に、言われた。
「あの会議、覚えてる?」
「何が」
「君の、報告。内容は、分かりやすかったよ」
島田は、驚いた。
沈黙のことは、誰も、触れなかった。
後日、島田は、振り返った。
何が、起きたか。
緊張で、言葉が、飛んだ。
聞き手には、どう、見えたか。
数秒の、間は、考えている、ように、見えた可能性が、ある。
次回、変えること。
三枚目の、スライドに、キーワードを、足す。
人は、自分の失敗を、実際より、目立つと、感じる。
他人は、自分の、ことで、頭が、いっぱいだ。
次の、発表は、朝礼の、五分間の、説明にした。
小さな、場から、再開した。
声に出して、前日に、三回、練習した。
「緊張しています」
最初に、自分に、言った。
朝礼は、無事に、終わった。
三か月後、島田は、再び、役員会で、報告した。
数秒の、間は、あった。
だが、今度は、落ち着いて、続けられた。
島田は、手帳に、書いた。
他人の失敗は、すぐ、忘れられる。
その下に、足した。
短い場から、取り戻す。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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全部に、すぐ動こうとして、疲れていた。待っても、いいものがあると、知らなかった。
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