動くべき問題と、待てばよい問題を、課長が三つの問いで切り分けた話
全部に、すぐ動こうとして、疲れていた。待っても、いいものがあると、知らなかった。
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建築資材メーカーの、技術営業課長、望月は、先月の、会議で、先輩の、課長と、意見が、ぶつかった。
その後、先輩は、挨拶を、返さなくなった。
望月は、気になった。
謝りに、行こうか。
だが、その、先輩は、繁忙期で、目が、血走っていた。
声をかけても、逆効果かもしれない。
望月は、待つことに、決めた。
だが、待つだけでは、不安が、残った。
放置と、待つは、違う。
望月は、手帳に、書いた。
問題。先輩課長との、気まずい空気。
待つ理由。先輩が、繁忙期で、余裕がない。
見直す日。二週間後、月末の、金曜。
確認すること。挨拶の様子は、変わったか。
四行を、書くと、気持ちが、軽くなった。
二週間、望月は、普段通りに、仕事を、した。
先輩とは、必要な連絡だけ、短く、行った。
気になる日も、あった。
その度に、手帳を、思い出した。
見直す日は、決まっている。
その日まで、考えなくていい。
月末の、金曜。
望月は、手帳を、開いた。
先輩の、様子を、思い返した。
三日前から、先輩は、廊下で、自分から、挨拶を、してくれた。
繁忙期が、終わったのだ。
確認すること。挨拶の様子は、変わったか。
変わった。
終わり。
望月は、「見直し済み」と、書いた。
もし、変わっていなければ、どうするか。
望月は、前もって、書いていた。
変わらない場合は、小さく動く。昼休みに、声をかける。
悪化していたら、上司に、相談する。
どちらにも、備えが、あった。
手帳に、書いた。
待つには、理由と、日付が、要る。
その下に、足した。
その日が来たら、状況で、判断する。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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