「安全確認、いいですか」をやめた現場課長が、一項目一問で聞いた話
「大丈夫ですか」には、全員、大丈夫と答えた。具体的に、一つずつ、聞いたら、抜けが、見つかった。
読むStory
電子部品メーカーの、営業課長、荒木は、他部署との、納期調整に、苦しんでいた。
営業は、顧客に、納期を、約束している。
製造部は、「無理だ」と、言う。
間に立って、毎日、調整した。
だが、解決しない。
自分一人で、抱えていた。
上司に、相談するのは、頼りないと、思っていた。
ある日、先輩の、課長が、言った。
「上司は、使うものだ。上司にしか、できないことが、ある」
荒木は、聞いた。
「どんなことが」
「権限、他部署との、上位者同士の調整、最終判断」
荒木は、気づいた。
納期の、調整は、製造部の、部長との、交渉が、必要だった。
自分の、権限では、できなかった。
先輩は、頼み方を、教えてくれた。
状況。案。依頼。
荒木は、上司に、持って行った。
「状況です。顧客との納期が、製造部の、能力と、ぶつかっています。このままでは、来月、三件の、納期が、遅れます」
状況を、短く、伝えた。
「案は、二つです。一つ、製造の、優先順位を、変えてもらう。二つ、一部を、外注する」
自分の、案を、示した。
「依頼です。製造部の、部長に、優先順位の、変更を、お話し、いただけませんか」
上司は、頷いた。
「分かった。今日中に、話す」
三日後、製造部の、部長から、連絡が、来た。
「優先順位を、調整する」
荒木は、報告した。
「ありがとうございます。納期は、守れそうです」
荒木は、手帳に、書いた。
上司にしか、できないことが、ある。
その下に、足した。
状況、案、依頼。自分の案を、持って行く。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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キャリアの話を先に並べています。
「大丈夫ですか」には、全員、大丈夫と答えた。具体的に、一つずつ、聞いたら、抜けが、見つかった。
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