悩みのテーマ 中間管理職・板挟み

Story

板挟みを一人で抱えた課長が、上司に「状況・案・依頼」で頼った話

電子部品メーカー 営業課長・40代後半 キャリア

電子部品メーカーの、営業課長、荒木は、他部署との、納期調整に、苦しんでいた。

営業は、顧客に、納期を、約束している。

製造部は、「無理だ」と、言う。

間に立って、毎日、調整した。

だが、解決しない。

自分一人で、抱えていた。

上司に、相談するのは、頼りないと、思っていた。


ある日、先輩の、課長が、言った。

「上司は、使うものだ。上司にしか、できないことが、ある」

荒木は、聞いた。

「どんなことが」

「権限、他部署との、上位者同士の調整、最終判断」

荒木は、気づいた。

納期の、調整は、製造部の、部長との、交渉が、必要だった。

自分の、権限では、できなかった。


先輩は、頼み方を、教えてくれた。

状況。案。依頼。

荒木は、上司に、持って行った。

「状況です。顧客との納期が、製造部の、能力と、ぶつかっています。このままでは、来月、三件の、納期が、遅れます」

状況を、短く、伝えた。

「案は、二つです。一つ、製造の、優先順位を、変えてもらう。二つ、一部を、外注する」

自分の、案を、示した。


「依頼です。製造部の、部長に、優先順位の、変更を、お話し、いただけませんか」

上司は、頷いた。

「分かった。今日中に、話す」

三日後、製造部の、部長から、連絡が、来た。

「優先順位を、調整する」

荒木は、報告した。

「ありがとうございます。納期は、守れそうです」


荒木は、手帳に、書いた。

上司にしか、できないことが、ある。

その下に、足した。

状況、案、依頼。自分の案を、持って行く。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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