「安全確認、いいですか」をやめた現場課長が、一項目一問で聞いた話
「大丈夫ですか」には、全員、大丈夫と答えた。具体的に、一つずつ、聞いたら、抜けが、見つかった。
読むStory
設備機器メーカーの、営業課長、横山は、評価の、基準を、売上に、絞った。
数字が、すべて。
分かりやすく、公平だと、思った。
最初の、半年は、成績が、伸びた。
だが、変化が、見えてきた。
先輩が、後輩に、ノウハウを、教えなくなった。
案件が、重なっても、助け合わない。
顧客への、無理な、売り込みも、増えた。
ある日、大口の、顧客から、クレームが、入った。
担当者の、強引な、営業に、嫌気が、さしたのだ。
横山は、愕然とした。
評価が、行動を、決めていた。
売上だけを、評価すれば、無理な売り込みが、増える。
個人の成績だけを、評価すれば、協力が、減る。
先輩に、相談した。
「評価で、増やしたい行動から、逆算しろ」
横山は、考えた。
増やしたい行動は、何か。
顧客との、長期的な、関係。
後輩の、育成。
チームでの、情報共有。
評価項目を、四つに、絞った。
売上。顧客の、継続率。後輩への、支援。チームへの、貢献。
数字だけでなく、プロセスと、協力も、入れた。
期初に、メンバーと、確認した。
「評価項目は、四つ。売上だけでは、ない。顧客との、関係と、チームへの、貢献も、見る」
ベテランの、一人が、少し、不満そうだった。
「数字が、一番、大事では」
横山は、説明した。
「数字は、大事だ。だが、数字を、支える、行動も、見たい」
半年後、チームの、空気が、変わった。
先輩が、後輩に、ノウハウを、教えるように、なった。
顧客の継続率も、上がった。
横山は、手帳に、書いた。
評価が、行動を、決める。
その下に、足した。
増やしたい行動から、逆算する。
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。
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