悩みのテーマ 心理的安全性・積極的傾聴

Story

手が離せない日に、課長が「五分なら」と手を止めて、聞いた話

ITサービス会社 プロジェクト課長・40代前半 人間関係

ITサービス会社の、プロジェクト課長、近藤は、納期の、前日で、手が、離せなかった。

そこへ、部下の、斉藤が、来た。

「課長、少し、相談が」

近藤は、画面を、見たまま、言った。

「手短に、ね」

斉藤は、一瞬、固まった。

「……後で、いいです」

そのまま、席に、戻った。

近藤は、その背中を、見て、後悔した。


その日の夜、近藤は、思い出した。

忙しい時の、聞き方。

時間を、伝える。手を止める。要点を聞く。要約する。次の約束。

翌朝、近藤は、斉藤に、声を、かけた。

「昨日は、すまなかった。五分なら、今、聞ける」

斉藤は、少し、驚いた。


近藤は、パソコンを、閉じた。

斉藤の、目を、見た。

「一番、気になっていることは、何だ」

斉藤は、話した。

「新しい案件の、担当に、なりましたが、不安で」

近藤は、頷いた。

「つまり、新しい案件の担当になって、不安がある、ということですね」

斉藤は、「はい」と、答えた。


五分が、近づいた。

近藤は、言った。

「続きは、今日の、十五時に、三十分、取ろう」

具体的な、時間を、言った。

斉藤は、ほっと、した顔で、頷いた。

十五時、約束の通り、面談した。

不安の、中身を、整理した。

先輩の、サポートを、つけることに、した。


近藤は、手帳に、書いた。

五分でも、手を止めて、聞く。

その下に、足した。

続きの約束は、具体的に、守る。

この物語はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは関係ありません。

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